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つい話したくなる選挙トリビア

あまり身近ではない選挙活動の世界には、いろんな慣習やトリビアが潜んでいます。そのうちのいくつかをご紹介。たとえば、ウグイス嬢の男性版、何と呼ぶか知っていますか?

執筆者:All About 編集部

選挙トリビア

源担ぎからウグイス嬢まで。知っているようで知らない、選挙のトリビアをご紹介

知れば知るほど奥が深い選挙の世界。ここでは選挙にまつわるトリビアを紹介します。

選挙でおなじみのウグイス嬢。では、男性は?


公職選挙法では「車上等運動員」と定義される、ウグイス嬢のみなさん。選挙カーから候補者の名前を連呼したり、道行く人に呼びかける役を男性がやる場合は「カラス」と呼ばれるそう。ちなみに、彼らの日給は上限1万5000円。あらかじめ届け出を出す必要があり、届け出を出さなかったり、上限額を超えると“買収”とみなされるのだとか。

候補者の名前を投票用紙に書き間違えるとどうなる?

もし、書き間違ったとしても、明らかな誤字脱字であれば投票は有効。他にも同じ名前の候補者や芸能人・有名人がいるなど、本当にその候補者を指しているのか確証がつかめない場合は無効。また、名前の間に勝手に「☆」「♪」などのマークを書き加えたり、あだ名を書き加えた場合は無効になります。タレントなどが立候補する場合、芸名などをあらかじめ選挙管理委員会に届け出しておけば、通称での選挙活動や投票も可能に。

政治家がお歳暮やお中元を贈っちゃダメ?

政治家は選挙区内にいる人に対してお歳暮やお中元を贈ることを禁止されています。お祭りなどの寄附も同様。ただし、本人が出席する結婚披露宴のご祝儀や葬式通夜などでの香典は例外として認められ、罰則の対象から除かれています。ちなみに、年賀状などの挨拶状も、「答礼による自筆のもの」をのぞいて禁じられています。

政治記者の必需品は……六曜入りスケジュール帳?

選挙は験を担いで「大安」の日曜日に行われることがほとんど。そのため、政治記者や候補者は選挙が近づくと、「大安」「仏滅」「友引」といった“六曜”入りの手帳やカレンダーをみながら、選挙のスケジュールを予想することに。

投票所に一番乗りするとできる、あることとは……?

投票日当日、朝一番に投票所に行くと、選挙管理委員の人からあることを頼まれます。それは投票箱のチェック。投票が始まる前に、すでに投票用紙がいっぱい入っていた……といった不正が行われないよう、第三者に投票箱がカラであることを確認してもらうのです。

当選するために必要な「3つの“ばん”」って?

選挙で当選するために必要な3つの要素をたとえた表現です。選挙活動を応援してくれる後援会があるなど組織力を意味する「地盤」、候補者の知名度を指す「看板」、資金力という意味の「かばん」。これら3つが揃っていると、選挙のときに有利に働くとされています。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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