お得なネット銀行で子どものお金を管理しよう!
子どもあてにもらったお祝い金やお年玉などは、親のお金とは別に管理を
親の口座に入れると、気づかないうちに使い込んでしまう可能性もあります。子ども名義の口座を作って、逐一そこに入金し、ある程度の金額になったら定期預金などに預け換えるという方法をおすすめします。
おもな都市銀行やゆうちょ銀行では、たいてい未成年名義でも口座が開けますが、今回注目したのはネット銀行。未成年名義でも口座開設ができて、子どものお金を貯めるのに使い勝手がよいネット銀行を3行ピックアップしました。
この低金利下、定期預金は1年以内など満期の短いものを選ぶのがセオリーとされています。しかし、「子どもの大学入学までは絶対に手をつけない」といった前提で、満期の長い定期預金に金利の高いものがあれば、あえて利用してもよいでしょう。
楽天銀行は3万円以上の入金なら手数料無料
近所にコンビニがあるなら、コンビニATMからの入金が便利な楽天銀行が候補に。1回あたり3万円以上の入金なら手数料がかかりません。■口座開設の方法
12歳以下の名義で口座開設を申し込む場合、親権者が代理で手続きをします。本人確認書類は、名義人本人と親権者の両方の分が必要。提出は郵送のほかアプリでも可能です。
ちなみに、楽天証券は未成年の口座開設ができないため、マネーブリッジの利用による普通預金金利の優遇は受けられません。
■ATMからの入金方法や手数料
セブン銀行、イオン銀行、イーネット、ローソン、ゆうちょ銀行のATMより入金します。3万円以上の入金だと手数料無料ですが、3万円未満だと210円かかるため、1回あたりの入金は3万円以上にするのが得策です。
なお、ATM手数料は「ハッピープログラム」の会員ステージ(資産残高やサービス利用状況)によって月1~7回まで優遇があります(例:資産残高10万円以上で月1回無料に)。
■マネー商品の取り揃え
2013年7月30日までの新規口座開設キャンペーンとして、定期預金の金利が1年もので0.3%、5年で0.5%となっています。預入金額は1万円以上と、比較的利用しやすいのが魅力。
また、同期間中に新規口座開設をし、上記のキャンペーン金利の定期預金に50万円以上預け入れると、もれなく現金500円がキャッシュバックされます。
ソニー銀行は提携ATMが多く、こまめに入金しやすい
コンビニATMのほか、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、ゆうちょ銀行のATMも利用できるソニー銀行。普段これらの銀行を使っている人なら、記帳のついでに入金できたりと便利です。■口座開設の方法
15歳未満の名義で口座開設を申し込む際は、本人に加えて、同居している保護者の同意が必要。本人確認書類も、本人だけでなく保護者の分も用意します。
■ATMからの入金方法や手数料
ネット銀行の中でも、提携ATMの数は随一。しかも、イーネット、ローソン、セブン銀行、@BΛNK(九州地方を除く)のほか、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、ゆうちょ銀行のATMから入金するなら手数料無料です。出金も、セブン銀行ATMは手数料無料、その他も月4回まで無料となります。
■マネー商品の取り揃え
定期預金の金利は相対的に高く、夏や冬のボーナス時期のキャンペーン金利が特に狙いめです。2013年6月21日時点、6カ月および1年ものの金利は0.200%。預入金額は1万円以上1円単位です。楽天銀行と同様に預入金額のハードルが低く、利用しやすいでしょう。
なお、2013年8月31日までの新規口座開設キャンペーンとして、50万円以上預け入れた人を対象に、抽選で5人に1人へ現金5000円をプレゼントするとのことです。
新生銀行はまとまったお金の運用に向く
上の2行と同様、提携ATMが多い新生銀行。預け換えの候補となる定期預金は預入金額が2行に比べると高いため、ある程度まとまったお金を運用するのに向きます。■口座開設の方法
すでに新生銀行に口座を持っている親権者の同意と本人確認書類が必要。名義人となる子どもと親権者の口座を同時に開くことはできないため、あらかじめ親が口座開設しておかないといけません。
■ATMからの入金方法や手数料
新生銀行の店舗や鉄道の駅、コンビニなどに設置されている新生銀行ATMからなら、24時間手数料無料で入金できます。セブン銀行ATMからの入金も同様です。また、ゆうちょ銀行ATMからは、所定の時間内なら入金手数料は無料です。
■マネー商品の取り揃え
満期が2週間と短く、使い勝手のよい「2週間満期預金」の金利は年0.15%。預入金額が50万円以上(ネットから)と若干ハードルは高いものの、流動性の高さを考えるとお得な金利といえます。
なお、2013年7月31日までのキャンペーンとして、1年もの0.20%、3年もの0.30%、5年もの0.45%の特別金利を実施中です。こちらも預入金額が100万円単位とハードルは高いものの、長い期間置いておけるお金がある程度あるなら、候補として考えられます。
※2013年6月21日時点の情報をもとに記事を作成しています。口座開設の手続きや金利、サービス内容などについての最新情報は、各社のホームページ等をご確認ください。
※金利はいずれも税引き前。
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