Q.三題噺を考えるときのヒントはどこで探しますか?

「"発言小町”とヒヤリング」

ニコニコ動画と発言小町はかなり参考になりますね。
酔って少し赤ら顔のわさびさん

酔って少し赤ら顔のわさびさん


特に発言小町はいいです。発言小町には人の悩みがいっぱい書いてあるんです。落語って、だいたい人の悩みからはじまります。それに大衆演芸ですし、そういう所から考えていったほうが共感を持って頂きやすくなります。寿限無(ガイド注:落語の演目。赤ちゃんの名付けに悩む親の噺)も、名前をどうするか悩むところからはじまってますしね。ネットはネタづくりにかなり活用しています。でも、やっぱり、直接生でお話を聞くのにはかないませんね。サラリーマンの悩みは、やはりご本人に直接伺ったほうがいいわけです。空気感が得られるのは大きい。ネットでは空気感まではなかなか伝わりませんから。結局、落語をする上では、その登場人物の了見を理解することが大事で、そのためには直接話を聞くのが速いわけです。こと細かくリアリティを追求しながら、落語らしいファンタジーも大切にしています。リアルとファンタジーのバランスが大切ですね。

Q.辛いときに思い浮かべる言葉は?

「5年後どうなっているかわからない」

今が本当につらくても、5年後はまるで変わってると思うんですよ。今から5年前の自分だって、今とは違うと思うんですよ。1年、2年だとそんなに変わらないですけど。5年後は、日本とアメリカが合併しているかもしれないですし。苦手な人が海外で暮らしているかもしれないし、身近な人がトップに立っているかもしれない。結婚して子守が大変かもしれないし、出世しているかもしれないですし。

線が細く、少年のような眼差しは、一見すると自信が無さそうにも見えますが、その内側には芯の通った考え方があり、自分なりの新たな落語をつくりたいという強い意気込みを感じました。5年後のわさびさんが、とても楽しみです!

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