デイトレーダーにオススメのお金の稼ぎ方
日経225先物取引や商品先物取引では、限月間や商品間、あるいは市場間で価
デイトレーダーにおすすめの方法とは
普段は同じような動きをする2つのものが、時に違う動きをすることがあります。しかしそれはイレギュラーで一時的な動きなので、時間が経てばいずれ元の状態に戻るだろうという予測ができます。いつもは似た値動きをし、価格差が一定の2つの商品があれば、その価格差が開き過ぎた場合や近づき過ぎた場合、同時に「売り」と「買い」の両建てでポジションを持ちます。そして通常の水準に収束したときに、売りと買いを両方同時に決済することで利益を出す方法です。
「商品間」のサヤ取りをする場合、同じような値動きをしている銘柄間の差を見ます。たとえば、原油とガソリンは、普段は同じような動きをするだろうということはわかりやすいですよね。つまり、原油が上昇するときはガソリンも上昇し、原油が下落するときはガソリンも下落します。このとき、原油とガソリンには一定の価格差があります。ガソリンは原油から加工するコストがかかっているので、原油よりもちょっと高い値段がついています。
しかしときに、これらの価格の差がいつにも増して開き過ぎている場合、あるいは閉じ過ぎている場合があり、これがチャンスです。価格差が開きすぎた場合は、何らかの要因で原油が下落しすぎ、ガソリンが上昇しすぎということですから、原油を「買い」、ガソリンを「売り」で同時に持ちます。
時間の経過とともに価格差が是正されるならば、原油が上昇してガソリンに近づく、ガソリンが下落して原油に近づく、あるいは原油上昇とガソリン下落の両方が起こることで収束するということです。このとき、買いで持った原油と売りで持ったガソリンのどちらか一方、もしくは片方で含み益が出ます。
もう片方は含み損が出るかもしれませんが、トータルとしては利益が上回るので、両方を同時に決済することによって利益が出る、という仕組みです。
あるいは限月間でのサヤを取る。日経225先物取引でも、限月という清算の期限があります。通常は限月間でそれほど大きな価格差はないのですが、たまに差(サヤ)が開く時があり、そこがチャンスになります。
この方法のメリットは、「買い」と「売り」を同時に建てているので、下落して「買い」で持っているもので含み損になっても、「売り」で持ったもので含み益が出ます。逆に上昇して「買い」で含み益が出たとしても、「売り」の含み損が出ます。つまり、得られる利益が小さい反面、一定以上の損失になるリスクもないという、儲けは大きくないけれども、非常に安心してトレードできる方法です。
最近のヘッジファンド勢は、東京証券取引所のアローヘッドシステムに高速サーバをつなぎ、1000分の1秒という高速でそのサヤを見つけ出してはエントリーし、高速で決済する、という超高回転売買が主流になりつつあります。
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