夜の宴に必要な光は、懐中電灯ではない

ルミンエイド01

アークトレーディング「luminAID」3,360円(税込)

夜桜見物(というか、夕方から花見をしていたら暗くなってしまっただけですが)をしていた時、意外だったのが、懐中電灯があまり役に立たないという事。基本、スポットライトである懐中電灯は、暗い中、トイレなどに行く時には便利なのですが、宴会を照らす明かりとしては、光が拡散しないため使えないのでした。それで、紙コップを二重にしてかぶせたりしていたのですが、それで気がついたことがありました。

例えば、災害時の照明として、わが家でも手回し充電式懐中電灯の常備はしているのですが、これでは、暗い夜に何かをするための明かりとしては、あまり役に立たないということです。もちろん、懐中電灯が必要なシチュエーションもあるのですが、欲しいのは生活の中の明かり。それを実現するには、電池式のランタンのようなものが必要なのかも、と考えていました。
ルミンエイド02

膨らませると、こんな感じになる。男性の息なら5秒程度で膨らませられる

ちょうど、その頃に見つけたのが、アークトレーディングの「ルミンエイド」です。パッと見た感じ、太陽電池で光るLEDライトで、実際、その通りの製品なのですが、面白いのは、このライト、PVCのカバーに包まれていて、そのカバーに息を吹き込んで膨らませることで、光が拡散してランプのように使えるのです。これが2~3台、あの花見の時にあれば、宴会の席上全体を、少なくとも、食べ物や飲み物を手にするのに不自由がない程度には明るく照らしてくれたでしょう。

膨らませて光を拡散する太陽電池駆動のLED

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膨らませた状態で電源オン。ランプシェード越しのような灯になる。

面白いのは、ライトが風船状のPVCに閉じ込められているため、防水的にもバッチリ(完全防水ではないので、水の中では使えない。浮かせて使用する)だし、水に浮かべて使うことも出来るということ。ハンガーループも付いているので、天井や壁などに吊り下げる事も出来ます。そして、空気を抜けば、ポケットサイズになって、腰から下げて使うことも可能。これは、中々、思いつきそうで思いつかないアイディア。開発者の米コロンビア大学の学生二人組は、この「ルミンエイド」の開発中、偶然にも日本滞在中に2011年3月11日の東日本大震災に遭遇しているそうで、そういう体験も製品のアイディアに活かされているのでしょう。
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電源スイッチの右にあるホックを外してカバーを広げれば、膨らませられる状態になる。

5時間、太陽光を当てると、約8時間点灯可能ということなので、日中に外に出しておけば、ほぼ一晩中照らせます。しかも、嬉しいのは、充電した後、電源を入れなければ、約3ヶ月の充電保持が出来るということ。これなら、とっさの際にもちゃんと光ってくれそうです。この、充電保持能力は、今後の防災グッズだけでなく、充電して使う様々なアイテムに求められる機能になると、ガイド納富は考えています。余談ですが、iPadやiPad miniと、Kindle Fire HDやNexus7との一番の違いも、この充電保持能力だと思うのです。充電を忘れて放置していたiPadは、3日程度の放置では電池が80%くらい残っていますが、Fire HDやNexua7だと、ほぼ電池が無くなっています。普段使う分には、あまり電池消費量に差が出ないので、これはバッテリーの容量だけの問題ではないのでしょう。
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カバーを畳んだ状態なら、通常の懐中電灯的に使える。カバーがある分、光が眩しくないのが嬉しい。

使い勝手としても、スイッチを一回押すと20ルーメンの明るさ、もう一度押すと40ルーメンに明るさがアップするという仕様が良い感じです。基本は20ルーメン程度で、常夜灯というか、動くのに危険がない程度の明るさにしておき、文字を読みたいとか、何か作業をしたいという場合、もう一度押して40ルーメンにする、というスタイルは理に適っています。実際、20ルーメンでも、もう一度押して40ルーメンにして初めて、「あ、まだ明るくなるんだ」と感じる程度で、十分な明るさです。

ガイド納富の「こだわりチェック」

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パッケージはこんな感じ。

何より、この「ルミンエイド」がいいのは、カッコいい事ですね。特に突出した所の無いシンプルなデザインですが、これを手にして使い方を間違う人はまずいないでしょう。そのくらい分かりやすく、太陽電池で動くことも一目で分かって、そんなにベタなデザインなのに、手に持つとちょっとカッコいいんです。これは、多分サイズの良さなのでしょう。手への収まり具合が丁度いいんですね。そして、PVCのカバーのまとめ方、留め方が上手いんです。ガイド納富のような不器用な人間でも、簡単にキレイに畳めて、ホック一つで留められるというのは、中々凄いことなのです。

500回繰り返し使えて、価格が3360円(税込)と安価なのも嬉しいですね。電池代なども不要なので、1晩あたり7円以下です。薄くて(15mm)、小さくて(130×80mm)、軽い(85g)ので、普段の持ち歩き用懐中電灯としても役立ちます。というより、これはもう積極的に持ち歩いて使う方が良いように思います。身に付けていてこそ、いざという時に役立ちますし、冒頭の花見の席のように、明かりがあると嬉しいシチュエーションというのは、何も災害時だけではありません。

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