寝苦しい夜の正しいエアコン使用法
日照時間が長くなる夏は睡眠時間が短くなりがちに!
昼間、太陽が建物に当たると建物全体の温度が上がります。夜になって外気の温度が下がっても、日中の熱をたっぷりと吸い込んだ部屋の壁は熱を発生し続けるのです。
したがって、いざ眠るときになってからエアコンのスイッチを入れたのでは、部屋の空気しか冷やすことができず、タイマーが切れた途端、壁にこもっていた日中の太陽の熱が放出されて部屋の温度が急上昇し、暑さで目が覚めてしまいます。そこから再びクーラーのタイマーをオンにしてもまた切れると寝苦しさで目が覚めてしまうという繰り返しが朝まで起こってしまうので、寝不足の日々に苦しむことになってしまうのです。
中途覚醒が何度も続くと熟眠感が得られないので、起床時の気分が悪かったり、日中の心身ダメージが大きかったりなど、様々な弊害が生じてしまいます。
就寝前にエアコンを入れて壁まで冷やしておいたうえで、いざ就寝するタイミングで27~28℃まで設定温度を上げて、寝付いてから3時間くらいでタイマーが切れるように設定しておけば、快適な室温が保てます。
また、目が覚めるたびにエアコンをつけてしまうと、結局一晩中つけっぱなしになってしまうので電気代もかかってしまいますが、壁まで冷やしておけば朝まで快適に眠れて結果的には節電にもつながります。
快眠を促すベッドの配置条件
敷き寝具にこだわることも夏の快眠のポイント
陽の当たりが少ない壁面にベッドを移動するのも一つの方法ですし、壁の外側にすだれをつったり、窓際にグリーンを置いたりして熱の溜め込みを減らす工夫も効果的ですよ。
扇風機を使う際の注意点
体を冷やしすぎると夏バテや夏風邪の原因になるので要注意!
もし併用して扇風機を使われる場合は、ゆるい気流が動く程度にしましょう。扇風機は天井にむけて、部屋全体に風を回すようにするとよいです。「強・中・弱・微」で風量をセットできるなら1番弱い「微」に設定してくださいね。
夏バテせず、元気に太陽いっぱいの夏を楽しむためにも、ぐっすり眠れる寝室環境を大切にしましょう!