男のこだわりグッズ/大人の遊び心とセンスを発揮する

紙の帽子だから帽子初心者でも気軽にかぶる事が出来る

いつからか、大人の男が帽子をかぶるという常識が消えてしまった日本。その中で、今更帽子をかぶるのは恥ずかしいと思ってしまう帽子初心者に最適な帽子として、SIWAの帽子をお勧めしたいと思います。独特の素材感は味わい深く、とても軽いため、初心者でも違和感なく、日常的に使えるのです。

納富 廉邦

執筆者:納富 廉邦

男のこだわりグッズガイド

初めての帽子としてのSIWA

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SIWA「帽子 チロル」8,400円(税込) 色は写真のブラックの他、グレー、ナチュラルがある。サイズはフリーサイズ。頭回りが最大60cmまでなら十分に対応。

かつて、大人の男は帽子をかぶるものだったそうです。古いアメリカ映画やイギリス映画を観ると、そこに出てくる男性は、ほとんどが帽子をかぶっています。それは古い日本映画でも同じ。帽子が、当たり前だった時代は、日本にも確かにあったようです。そう言えば、ガイド納富が子供の頃、街のあちこちに帽子屋さんがありました。九州の田舎町でもそうだったのですから、東京では、もっと多かったのではないでしょうか。ガイド納富が上京した30年少し前でも、デパートや銀座の町、アウトレットモールなどに当たり前に帽子屋さんがあったのを覚えています。

ただ、そういう時代に帽子をかぶり損なったガイド納富は、何となく帽子に無縁なまま大人になってしまい、そうなると、帽子をかぶってみたいと思っても、かなり敷居が高くなっていました。そういう時、比較的取っ付きが良かったのが、SIWAの帽子です。紙でできた帽子のようなものですから、まずとても軽いというのが、帽子慣れしていない頭には負担が軽そうだと思ったのです。また、価格が手頃なのも、試してみようかという気にさせてくれます。帽子をかぶる、というのは、ちょっと照れもする事なので、そういった心理的な敷居を下げてくれる要素は大事なのです。
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SIWAの素材は、紙だが水に強く、多少の雨なら全然平気。また使い込むごとに味わい深い質感になる。

また、ハット、ハンチング、チロルと、基本的な形3つから選ぶと言うのも、何を買って良いか分からない帽子初心者には助かります。ガイド納富の場合、冬場と言う事もあり、またつばが大きなハットは初心者には敷居が高く、ハンチングかチロルに絞りました。その後、周囲にハンチングをかぶっている友人が多い事、チロルの上を向いた後ろのつばを下ろすと、何となく全体のムードが柔らかくなる事から、チロルに決めました。季節的に、また初心者的に、色は黒を選択。使い込んだ時にSIWA製品ならではの「しわ」が味になりやすいことも黒を選んだ理由の一つです。

軽い帽子のメリットとデメリット

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実際にかぶったところ。こんな感じになります。大袈裟にならない軽さがポイント。

実際にかぶって歩いていて、まず思ったのは、本当に軽い事。そして、和紙の製法で作られている素材だからか、風通しが良く蒸れ難いので、帽子に慣れていないガイド納富でも、違和感なくかぶっていられました。むしろ、かぶっていることを忘れてしまうほど自然にフィットしました。チロルの場合、つばも短く、視界の邪魔になる事もなく、あまり深くかぶるものでもないため、かぶってしまえば、本人は、あまり意識する事なくかぶっていられるようです。
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内装のテープの裏には、サイズ調整用のベルトが装備されている。ベルクロで最適なサイズに調整可能だ。

ただ、本当に軽いので、風が強いと簡単に飛んでいきます。SIWAの帽子の内側には、ベルクロ付きのベルトが仕込まれていて、頭のサイズにぴったり合わせてかぶれるようになっています。なので、調整すれば、そう簡単に脱げる事はないのですが(現に、風がないならば、少々走っても大丈夫でした)、突風は、簡単に帽子を持っていきます。強い風を感じたら、すぐに帽子を押さえる、というのが、かぶり始めて1週間くらいでクセになったほどです。もっとも、ガイド納富が、この帽子をかぶり始めたのが、春一番が吹いた日でしたから、通常以上に風が強い季節に当たってしまったという事もあります。しかも、最寄り駅周辺は、都内でも指折りの暴風地帯ですから。
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型を使って、しっかりと整形されたチロルの頭頂部。丁寧な仕事だ。

帽子が紙である、という事のメリットとして感じたのは、意外に服装を選ばないと言う事。無地の黒で、何となくしわっとしている質感は、あまり主張しないようで、どんな服装でもアンバランスになりにくいのです。素材の軽さも主張しないムードに繋がっているのではないかと思いました。この主張しない感じも、帽子初心者にはありがたいのです。照れずにかぶっていられるのです。

ガイド納富の「こだわりチェック」

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ハンチングも良い形。モデルは、SIWAの一ノ瀬愛さん。

10日もかぶっていたら、帽子に対して照れなくなり、かぶって外出するのが当たり前になりました。堂々とかぶってれば良いという先輩諸氏の言葉通り、照れずにかぶれば、それなりに様になってくるという事のようです。また、SIWAの帽子は素材が特殊な事もあり、それを知っている方だと会話のきっかけになったり、知らない方でも帽子好きの方には興味を持ってもらったりということもあり、それもまた楽しい事でした。
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つばが広いハットは夏向きかも。

チロルの場合、きちんと型を使って成形してあるので、紙製とは云え、丸めてカバンに入れる事は出来ません。ハンチングとハットなら丸めたり畳んだりも可能ですが、そのあたりは布や革の帽子と同じですね。内装は布ですし、SIWAの素材は雨に強いので、革の帽子よりも扱いは楽でしょう。まだ帽子をかぶり始めて日が浅いため、かぶらずに持ち歩くケースがあまり想像出来ないのですが、そういう場合も、軽さと丈夫さは役に立ってくれると感じています。そして、これから暖かくなってくると、黒の帽子と言うのも何なので、SIWAのナチュラルのハットを購入しようかと考えています。夏場は、冬場以上に帽子が必要になる季節ですし、使ってみるのが楽しみです。

<関連リンク>
SIWAの公式サイトはこちら
チロルのページはこちら

SIWAの帽子は、アシストオンで購入できます
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