アートクレイシルバースターターセット
今回は、アートクレイシルバースターターセットのご紹介をいたします。制作に必要な材料や道具がセットになっていますので、どなたでも直ぐにご家庭でアートクレイシルバーをはじめることができるキットです。アートクレイシルバースターターセット
このキットに入っているアートクレイシルバーは10g。リング約1本分の材料になります。
幅や厚みのあるリングを作りたい場合は、予め銀粘土を追加しておくことをお奨めします。画像中央上の網目状の物は、まさしく網。ステンレス製で、これをガスコンロのゴトクの上に乗せ、その上に乾燥させたアートクレイシルバーを置いて焼成します。
DVDも入っていますので、まずはこれを見ていただくと制作工程のイメージが掴めると思います。
スターターキットのセット内容
それでは、このキットで制作するリングの工程を見ていきます。
※実際に制作する際は、キットに付属の説明書を必ずお読みください。
スターターキットで作るシルバーリング
【1】指のサイズを確認リングサイズスケールを使い、指のサイズを測ります。
【2】仕上がりサイズを決める
測ったサイズよりも4号大きいサイズの穴に木芯棒を入れ、鉛筆で印をつけます。
【3】付箋を巻きつける
つけた印の上に付箋紙を巻きつけます。
※アートクレイシルバー(以下銀粘土)は焼成すると縮むため、リングの場合は完成サイズより3~5号大きく作ることがポイントです。
【4】銀粘土をのばす
銀粘土を細い棒状にのばします。付箋紙に貼りつきやすくするため、表面全体に水をなじませます。
【5】巻きつける
付箋紙の中央に銀粘土を巻きつけます。
【6】デザインを作る
銀粘土に水を含ませながら希望のデザインに形作ります。大まかな形ができあがったらドライヤーの温風を当て、完全に乾燥させます。
【7】形を整える
乾燥後は石膏のような硬さになり、削って形を出していくことができます。金属の棒ヤスリで表面を削り、形を整えます。また、ここで銀粘土を付け足すこともできます。
【8】滑らかに整える
さらに、スポンジ研磨材で表面を滑らかに整えます。
【9】焼く準備
ガスコンロのゴトクの上にキットに付属の金網を乗せ、作品をセットします。
【10】焼成
強火で5~10分間焼きます。最初炎が出ますが、直ぐに収まります。
※焼成中や焼成後は火傷に十分に注意し、また、火をつけたままガスコンロから離れないでください。焼成中は換気扇を回してください。
【ワンポイントアドバイス!】
2.9kw~5.35kwの家庭用ガスコンロで焼成可能です。なお、内炎式のガスコンロでは作品が熔ける場合がありますので、焼成しないでください。
【11】冷ます
焼成後は火を止め、20分間位放置してから作品をピンセットでつかみ、水に浸けて完全に冷まします。
【12】焼成できました
この位(長さで約1割)縮んでいれば、十分に焼成できています。
【13】仕上げます
ここからは仕上げの工程になります。シルバーは仕上げの方法により様々な表情を見せてくれます。まずはステンレスブラシで全体を磨きます。
【14】光沢を出す
さらに、スポンジ研磨材でシャープな光沢を出します。
【15】仕上げの磨き
鏡面にしたい所は、シルバーポリッシュクロスで研磨します。
【16】完成
完成です!
美しい輝きを放つ、世界でたった一つのシルバーリング。作業時間は約3時間です。
最初は粘土の扱いに慣れることが一番大事だと思います。粘土の扱いとは表面に含ませる水加減。乾いたまま造形すればひびが入ってぼそぼそになるし、水をつけすぎたままではべたべたしてこれも造形しづらいです。
しかし粘土の扱いに慣れてしまえば、少し難しそうに見えるデザインでも短時間で制作できるようになります。まずは単純なデザインからチャレンジし、レベルアップしていくと良いと思います。
【関連情報】
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銀粘土アートクレイシルバー公式サイト http://www.artclay.co.jp/
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