男性のさりげない優しさや頼もしさ
自分が女性だと気づかされる仕草や扱いを受けると弱いです。例えば、別れた彼氏がちょっと電話をかけてきたとき、私が次の恋が始まっているという報告をしたときのこと。
「明日のデートの服を何着ようか考えてるの。」と言って、しばらく終わった恋だけど、爽やかに友人として話ができることに嬉しくて。
「でも、私、知ってると思うけど、男っぽくてガサツだから、うまくいくかなぁ。」と言うと、急に真剣な声で、「え、どこが?おまえ、十分女っぽいじゃん。明日の服に悩んじゃってるなんてさ。」と言ってくれたときは、すごく嬉しかったですね。
いい人と恋ができて良かったとジーンときたのを覚えています。
こんなこともありました。
友人の結婚式が目黒であったときに、大学の同窓会みたいになっていたんですが、重い引き出物を持ちながら帰りの坂道を男女数人で登っていました。
ヒールが高い靴を履いていたのと、本っ当に重かったので、思わず「重……。」と呟いたら、その中の男性が「しょーがねーな!」と、私の引き出ものをヒョイッと持って私の前をぐんぐん歩き出しました。
優しさはもちろん、男っぽい腕力だとか、思わず頼りたくなっちゃう感じだとか……。
こーいうのが、一番何気なくて、やっばいですね。
こういうこともありました。
昔、ナイトダイビングをしていたときに、バディで密かに恋心を抱いていた人と潜っていたときに、はぐれてしまったのです。
潜水用の懐中電灯もあまり光が届かないほど暗い海で、「うわー!どうしよう!一人になっちゃった!」と思っていたら、どこからともなく彼が現れて、手を繋がれて、強烈なフィンキックであっという間に仲間のところまで連れ戻してもらったことがありました。
泣きそうだったのに、暗い海の中、声も出せないし不安だったのが、彼が私を探し出してくれたのが感動でした。
そう思うと、心の中はときめきすぎて大変なことになりました。
そんな私をリラックスさせようと、手にもっていた懐中電灯で、眠っている魚たちや初めてみるかわいいシャコを照らしてみせたりしてくれました。
女性を大事にしてくれる、さりげない優しさや頼もしさにグッときてしまいます。
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