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緊張感あふれる「板門店ツアー」

ソウルより西北へ約60キロのところに、北朝鮮との国境線があります。韓国最北端の非武装地帯、板門店です。板門店へ行くには、身元証明が必要なため、韓国政府が認可するツアーでしか参加できません。。物々しい雰囲気のなかで緊張感がありますが、平和について考えさせられる意味深い見学ツアーです。

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平和について考えさせられる意味深い見学ツアー

 

 

ソウルより西北へ約60キロのところに、北朝鮮との国境線があります。韓国最北端の非武装地帯、板門店です。公式名称は共同警備区域、JSA(Joint Security Area)。

板門店へ行くには、身元証明が必要なため、韓国政府が認可するツアーでしか参加できません。韓国人は亡命の危険があるという理由から、見学許可が簡単には下りません。そして、社会主義人民は見学できません。

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北へ近づくと、川沿いに有刺鉄線が張り巡らされています。オドゥ山の統一展望台から、東西に流れれるイムジン川、イムジン川から分かれ南に延びる漢江を眼下に望むことができます。その川の向こうが北朝鮮です。

1948年8月13日に、李承晩が大韓民国の成立を宣言。金日成はこれに激怒し、自らも9月9日にソ連の後援を得て朝鮮民主主義人民共和国を成立させました。この結果、北緯38度線は単なる境界線ではなく、事実上の国境となりました。

そして1950年から始まった韓国戦争(韓国の人たちは朝鮮戦争とは呼びません)は、1953年に休戦協定を結びました。

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板門店基地内へのびる自由の橋でパスポートを提示して検問です。基地の成り立ちや意義などの講義を受けて、注意事項が記された訪問者宣言書に署名をします。北の軍人を興奮させる危険性があるため、指差しは厳禁です。身に危険が及んだとき、逃げるのに支障があるため、サンダルも禁止、アメリカを象徴するためジーンズも禁止です。写真撮影も、許可のある場所でのみです。そして、2列に並んで移動します。

板門店は、1976年以前は制限区域内で両側の警備兵がお互いに往来することができましたが、1976年8月18日の北朝鮮軍の斧蛮行事件の後、両側の警備兵たちが相手の区域に入れないようになっています。

簡単なコンクリートの低い塀で、こちら側とあちら側、北と南を分断しています。この部屋の中では中立が保たれているので、一時的に、北朝鮮領土内に進入することができます。物々しい雰囲気のなかで緊張感がありますが、平和について考えさせられる意味深い見学ツアーです。

■板門店(JSA)ツアー
主催:大韓旅行社
URL:http://www.go2korea.co.kr/
集合:2名以上 宿泊ホテルにてピックアップ
費用:5500円より

※データは記事公開時点の情報です。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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