時代を超えて愛され続けるアイビースクエア
倉敷の美観地区に訪れたら外せないスポットといえば、1889年に建設された赤レンガの紡績工場を改修し観光・宿泊施設として生まれ変わった「アイビースクエア」でしょう。壁をびっしりと覆っているツタは、まだここが紡績工場だった頃に温度調節のために植えられたものなのだそうです。建物の壁を緑で覆い温度調節をする手法は省エネの一環として近年注目されていますが、すでに明治時代にその手法を取り入れている建造物があったとは驚きです。
現在、建物の中にはホテルやレストラン、お土産を買えるショップなどが入っておりたくさんの観光客で賑わっています。さらに、ウエディングやカルチャー教室なども行っているなど文化の中心的役割も果たしているのです。
見所は建物の中央にある広々とした中庭。たっぷりと陽が注ぐガーデンの中央に立つと建物の大きさを改めて感じることができます。周囲の壁に息づいているツタは、この場所の歴史を静かに物語っているかのようです。また、ライトアップされる夜も趣が違っておすすめ。夏にはここでビアガーデンも行われるのだとか。
時代を超えて人々に愛され続けているアイビースクエア。ぜひ一泊して、ゆっくりとその風情を味わってみてはいかがでしょうか。
■倉敷アイビースクエア
住所:岡山県倉敷市本町7-2
TEL:086-422-0011
URL:http://www.ivysquare.co.jp
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