幅広く西洋美術を網羅した 「国立西洋美術館」
英雄広場の右側に建つ、建国1000年を記念し造られた「国立西洋美術館」。アテネのパルテノン神殿を彷彿とさせる新古典主義の威風堂々とした外観は一際目を引きます。広場の左側には現代美術館があり、向き合うようにして建つ2つの建物は共にシッケンダンツ・アルベルトとヘルツォーグ・フェレップの共同設計。
ハプスブルグ家のコレクションが元になっている西洋美術館には、ラファエロ、レンブラント、ルーベンス、ベラスケス、ゴヤ、ブリューゲル、エル・グレコなど、西洋絵画の名立たる巨匠たちの作品が一堂に集められ、その収集量は膨大の一言。
特に同じハプスブルク家が支配していたスペイン関係のコレクションはルーヴル美術館やエルミタージュ美術館に匹敵するほど。その中でもスペインの有名画家エル・グレコの作品数はスペイン外では最大規模を誇ります。
その他エジプト・ギリシャ関係のコレクションも充実しており、企画展も秀逸なので、西洋美術に興味がある人は必見です。
■ブダペスト国立西洋美術館
・住所:Dózsa György út 41, 1146 Budapest
・電話:+36 (0)1 469 7100
・開館時間:10:00~18:00(最終入場17:00)
・定休日:月曜日
・URL:http://www.szepmuveszeti.hu/
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