離宮への緑豊かなアプローチ、ローゼンボー城公園
ローゼンボー城公園は、ローゼンボー離宮の周辺に広がっているルネッサンス様式の美しい庭園です。ローゼンボー離宮が建てられる前に、クリスチャン4世によって造られたもので、デンマーク最古の庭園とされています。コペンハーゲン市庁舎やストロイエ、ニューハウンといった観光ポイントからローゼンボー離宮へ向かう場合、広大な公園を通っていくことになります。首都コペンハーゲンの中心部にありながら、コペンハーゲン市民にとって緑豊かな憩いの場となっている、ローゼンボー城公園です。
私が訪れた6月には、北欧の短い夏を謳歌するようにバラが咲き乱れていて、とてもきれいでした。園内にはあちこちに彫刻も配置されています。奥へと歩いていくと、赤レンガに青銅の屋根を冠した背の高い城、ローゼンボー離宮が緑の向こうに見えてきて、なかなか絵になる風景です。ローゼンボー離宮内の博物館を見学する人も、しない人も、この美しくのどかな公園で、コペンハーゲン観光で疲れた足を休めるといいかもしれません。
この公園は「王の庭園」とも呼ばれ、ローゼンボー離宮と同じクリスチャン4世により造られたものだそうです。ローゼンボー離宮は、もともと夏の離宮として造られたものですが、実際に過ごしてみたところ思いのほか快適であったことから、クリスチャン4世は生涯をここで過ごしといいます。この庭園の美しさも、きっと大きな魅力のひとつだったのではないかと思います。
■ローゼンボー城公園
住所:Oster Voldgade 4A, Copenhagen 1350, Denmark
※上記データは記事公開時点のものです。