皆様、少しカーペットのことを思い出してみてください。

ホテルのカーペット、いつも奇麗だなあ……。
オフィスのカーペットって長持ちするなあ……。
ファミリーレストランのカーペットって黒ずんでるよなあ……。
家のカーペット、あっという間にぺっちゃんこになっちゃったなあ……。

これらの現象は、「素材」が大きな影響の一つになっています。

今回は、皆様がカーペットを選ぶときに、価格やサイズ、色や柄以外に、「素材」という大切な要素をご紹介します。


「素材」の基礎知識として、大きく2つに分類することができます。「天然繊維」(ウールやサイザル、シルク等)と「合成繊維」(ナイロンやポリエステル、アクリル等)の2つです。今回はその中の代表的な「ウール」と「ナイロン」についてご紹介します。

1.ウール(天然繊維)はとてもバランスの良い素材

「ウール」は繊維の王様とも呼ばれている繊維で、様々なカーペットに使われています。特に、ホテルのロビーや宴会場、住宅用のカーペットに使われることが多いです。
ウールの一番の特徴は、メンテナンス性に優れているということが挙げられます。汚れがつきにくく、落ちやすいという特徴があり、バランスのとれた繊維です。

遊び毛

遊び毛

ウールは、皆様の洋服でもよく見かける、「遊び毛」という毛玉が出てきます。多くの皆様はこれは「ホコリ」というふうに思われるのですが、これはウールの「機能」です。
少しずつ「遊び毛」が出てくれるおかげで、付着した汚れやホコリを一緒に取り除くことができます。遊び毛を取り除くように掃除機を丁寧にかけることで、長く美観が維持されます。

ホテルのロビーが常に奇麗に見えるのは、この遊び毛の効果といっても過言ではありません。

またウールは肌触りや弾力性にも優れているので、住宅で使うカーペットには大変適していると言えます。「夏は暑いでしょ?」というご質問もよくいただくのですが、ウールは「呼吸する繊維」とも呼ばれており、湿度をコントロールしてくれますので、年中快適に使うことができます。

次のページでは、代表的な合成繊維「ナイロン」の特徴をご紹介します。