医療保障や死亡保障が手ごろに得られる

糖尿病患者や知的障がい者向けの保険など、生保・医療の分野もカバーする少額短期保険

糖尿病患者や知的障がい者向けの保険など、生保・医療の分野もカバーする少額短期保険

少額短期保険で、家財・賠償分野の次に取扱う会社と契約件数が多いのが「生命保険・医療保険」の分野です。

生命保険は病気死亡で300万円、入院保障は80万円までという制約があります。このため、数千万の高額な死亡保障が必要なケースには向きませんが、お葬式代程度の保障を準備しておきたい、医療保障を上乗せしたい、あるいは生命保険会社や共済組合の商品では入りにくいケースに少額短期保険は向いていると言えるでしょう。なぜならば、少額短期保険は生命保険会社や共済組合と競合する商品と差別化を図るため、保障内容や加入対象者に工夫を凝らしているからです。

なお、少額短期保険の保険期間は1年ですが、90歳や95歳までなど、保障を継続することもできます。保険料は5歳刻みで上がっていく商品が多いようです。

では、生命保険・医療保障分野でユニークな商品を5つ紹介しましょう。

普通分娩にも対応、うつ病や糖尿病でも加入できる
各商品、保障内容に工夫が!

入院時の公的健康保険による自己負担は、高額療養費制度のおかげで入院日数の長短に関わらず、一般的な所得の人は月10万円以内で収まるケースがほとんどです(入院時の食事代や差額ベッド代などは別)。

【1】NP少額短期保険の「入院費用あんしんプラン」は、この月10万円程度の医療費の自己負担分を補うコンセプトで作られた商品です。病気・ケガで入院する際は「入院診療計画書」が発行されますが、この計画書に継続して5日以上の入院が予定されている旨の記載があれば一時金を受け取れるのが特徴です。また、3つの告知に該当しなければ加入できる引受基準緩和型でもあります。
NP少額短期保険「入院費用あんしんプラン」

NP少額短期保険「入院費用あんしんプラン」


【2】イオン少額短期保険の「イオンの医療保険」は、最近の入院日数の短期化傾向にあわせて、入院初日から14日間の保障を厚くした医療保険に、個人賠償責任の補償をセットした保険です。入院保障は初日から14日の保障のみで3タイプ、15日目から60日目までの保障(入院日額5000円)もある3タイプの6タイプから選べます。
イオン少額短期保険「イオンの医療保険 入院プラン」

イオン少額短期保険「イオンの医療保険 入院プラン」


【3】まごころ少額短期保険の「医療保険金付定期保険」は、定期保険と医療保険をセットした保険です。定期保険では死亡保障・障がい保障、介護保障をカバーし、医療保険では医療費のかかる傷病には保険金額がアップし、日額最大2万円の保障などが得られます。普通分娩による入院でも、最大7日分の入院保険金がもらえるのが特徴です。
まごころ少額短期保険「医療保険金付定期保険」

まごころ少額短期保険「医療保険金付定期保険」


生命保険は健康な人が病気やケガで入院したときなどに備えるのが基本ですが、少額短期保険には持病や障がいがあっても加入できる保険があります。

【4】エクセルエイド少額短期保険の「糖尿病医療保険(ぺりおDM80)」は、糖尿病(合併症)・歯周病にかかっていても加入できる糖尿病罹患者向けの商品です。入院と手術の他に、通院の保障もあるのが特徴です。
エクセルエイド少額短期保険「糖尿病医療保険(ぺりおDM80)」

エクセルエイド少額短期保険「糖尿病医療保険(ぺりおDM80)」


【5】トライアングル少額短期保険の「トライアングル医療保険」は、これまで医療保険への加入が困難なダウン症やてんかん、自閉症、うつ病、統合失調症、糖尿病、心疾患、脳血管疾患、身体障がいなどの持病や障がいをもつ人用の医療保険です。
トライアングル少額短期保険「トライアングル医療保険」

トライアングル少額短期保険「トライアングル医療保険」



続いてのページでは、女性にやさしい少額短期保険をご紹介します。



取材・文/小川千尋(ファイナンシャル・プランナー)


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