チャイルドシート/人気・おすすめのチャイルドシート

「回転・多機能」で選ぶ新生児対応チャイルドシート(2ページ目)

回転シートやベッド型などの変形するシートなど、多機能をキーワードにチャイルドシートをセレクトしました。

森本 博

執筆者:森本 博

チャイルドシートガイド


・アップリカ フラディアS


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0~4歳対象。ベッド型は新生児から使用する場合には、乳児に負担が少なく親も安心なチャイルドシートです。死亡事故の多い、正面衝突時の対策として、後ろ向きイス型のチャイルドシートが開発され、一般的となっていますが、その姿勢はある意味、四六時中事故に対して身構えている状態です。ですから、赤ちゃんに「全く負担がないか」と言えば、「寝ている方が姿勢としてはより負担がない」というのが実際のところです。そのため、乗車姿勢の負担のなさを最優先にして、結果、全方位に適度な安全性を確保することもできたというのがベッド型チャイルドシートです。極限的な正面衝突に対して、優位なのはイス型、後ろ向き乗車ですが、側面や後方からの小さな衝突事故の方が数的には多いわけで、ベッド型のメリットもあるでしょう。

ただし、寝ているのが赤ちゃんに負担がないといっても、別の事情もあります。子ども本来の性質として、目が覚めている時は体を起こしたがることが少なくなく、結果、ベッドスタイルだと機嫌がとりにくいこともあるのです。ベッド型とイス型、子どもが馴染むかどうかは使ってみなければわからないというリスクがあったわけですが、このフラディアは、首がすわればイス型チャイルドシートとしても使用できますので、子どもの状況によって使い分けできます。ベッド型は使い方が複雑と言われてきましたが、かなりシンプル化されて、完成度の高い内容になってきています。

イス型にすると座面が下がって、重心を下げるくふうや、変形や回転の操作を一箇所に集中させるなど、現実的な使い勝手にこだわった製品で、ベッド型チャイルドシートのひとつの完成ポイントに到達した感があります。

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メーカーの製品ページ
http://www.aprica.jp/products/childseat/bed/93061_9

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