中国株/中国株投資の仕方とおすすめ銘柄

回復する中国経済、2013年は中国株に注目!(2ページ目)

中国の経済指標・景況感指標、物価、そして電力消費量などの重要な統計データは全て上向いてきています。このような中で2012年に大きく下がった中国株は2013年、大きく期待出来ると思います。

戸松 信博

執筆者:戸松 信博

外国株・中国株ガイド

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香港株にチャンスあり!

香港株にもチャンスあり

香港株にもチャンスあり!

もちろん、中国企業が多く上場している香港株にも大きなチャンスがあると思います。2012年9月から香港株は反発をしています。好調の原因は米国のQE3実施決定による資金流入です。米国は9月13日のFOMCでQE3(量的緩和第三弾)の実施を決定。再び大量のドル札(月間400億ドルペース)を印刷して市場に供給することが決まりました。

そのお金は民間金融機関が保有する住宅ローン債権の購入に充てられます。民間銀行には、住宅ローン債権という資産が現金(ドル紙幣)に交換されて、現金が溢れることとなります。また、同時に2015年半ばまで低金利を維持することも決定されています。

そして、香港ドルは米ドルとペッグしているため、QE3発表後、香港には資金流入が続いています。香港金融管理局は香港ドルのレートを1米ドル=7.7500~7.8500香港ドルの範囲内で維持するために為替市場への大規模な介入を続けています(米ドルを買い、香港ドルを売る)。このようにして香港の銀行システムに大量の香港ドルが流入することになっています。

つまり、香港では金融相場が発生し、株価が上昇しているのです。そして米国の金融緩和は長期にわたって続くことが明らかになっていますので、香港には引き続き資金流入圧力がかかるところです。加えて2013年に中国経済が堅調に回復すれば、香港株も大きな上昇が期待できるところです。

香港株もETFで手軽に投資

このように、見通しの明るい香港株ですが、外国株というと敷居が高いと思われる方も多いと思います。しかし現在、様々な上場投信(ETF)が日本の株式市場に上場しており、手軽に香港株に投資出来ます。

具体的には東証に上場している上場インデックスファンド中国H株(1548)があります。H株とは香港に上場している中国株の略称で、H株のHは香港(HONG KONG)の頭文字から取っています。

さらにアグレッシブな方には中国H株ブル2倍上場投信(1572)があります。これはH株の2倍の値動きをするものです。ちなみに、下がったときに利益が出る中国H株ベア上場投信(1573)もあります。

参考:中国株通信

※記載されている情報は、正確かつ信頼しうると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性または完全性を保証したものではありません。予告無く変更される場合があります。また、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願い申し上げます。

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