皇室御用達店「デメル」でランチを
数あるウィンナーコーヒーのひとつ、メランジェ。エスプレッソと温かいミルクを1対1で混ぜたものに、通常はミルクの泡がのっている。デメルでは珍しくホイップクリームのトッピングが
ウィーンには未だに皇室御用達の看板を掲げる、由緒ある専門店が数多く存在しますが、その中でも代表格がこのデメル。ホテルザッハーと並び、ザッハトルテ発明の老舗として確固たる地位を確立しています。デメルはコンディトライ(スイーツ専門店)であるものの、ランチにぴったりな美味しい軽食を振る舞うことでも至って有名です。因みに現地オーストリアでは”デーメル”と発音します。
デメルの自家製ザッハトルテ。ホイップクリームを添えて頂くと、さらにしっとり感が増すのでお勧め
おなかのすき具合に合わせて、ハンガリー風煮込みやサンドイッチ、ウィーン名物のソーセージとゼンメル(オーストリアで食される丸いパン)などを選びましょう。また食後にはオーストリアの銘菓、ザッハトルテのホイップクリーム添えとウィンナーコーヒーをオーダーすることもお忘れなく!
<DATA>K.u.K Hofzuckerbcker DEMEL
(ハプスブルク皇室御用達スイーツ店 デメル ウィーン)
住所:Kohlmarkt 14, A-1010 Wien
電話:+43-(0)1-535-1717-0
営業時間:毎日9:00~19:00
ケルントナー通りでショッピング
ケルントナー通りは、ウィーン中心街の繁華な目抜き通りのひとつ。ここでは路上で多彩な技を披露するアーティストたちにお目にかかれますが、とりわけ音楽家たちの演奏レベルの高さは、「音楽の都」の名に恥じません。各種お土産物店も数多く出店していますが、何といってもお勧めはクリスタル専門店のスワロフスキー! 煌めくクリスタルのアクセサリーが日本よりも随分とお求めやすいので、これをお土産に買わない手はありません。
一生に一度は経験したい 国立歌劇場でオペラ鑑賞
かつて小沢征爾氏も指揮棒をとった国立歌劇場。音楽の都で華麗なクラシック音楽の世界を堪能してください!
ショッピングが終わったら、目いっぱいおめかししてオペラ鑑賞に繰り出しましょう! 特に国立歌劇場で催されるオペラの伴奏は世界三大オーケストラのひとつ、ウィーンフィルハーモニーがほぼ受け持っているので、一生に一度は経験しておきたいところ。またこの国立歌劇場は、年に一度デビュタントたちが純白のドレスを身に纏って社交界デビューを果たす、世界一有名な舞踏会の開催場所としても著名です。
※デビュタント:18歳から20歳で初めて正式に社交界デビューする、貴族や上流階級出身の人。
ディナーはシュニッツェルを! ウィーン風カツレツ専門店、フィグルミュラー
手と比べるとその大きさが一目瞭然! 老舗フィグルミュラーの定番料理、ウィーン風カツレツ
オーストリアにはあまたの名物料理が存在しますが、もっとも有名なものはシュニッツェル(ウィーン風カツレツ)でしょう。日本でもこの料理を振る舞うレストランは見かけるものの、やはり本場の味を知っておきたいですよね。ウィーンにはこのシュニッツェルを専門とする、実に美味しいレストランが存在します。
フィグルミュラーという1905年創業の老舗で、ここではお皿からはみ出た巨大なシュニッツェルをサーブしてくれるのが特徴。一見食べ切れそうにないものの、実際に食べ始めるとやめられず、誰しもぺろりと完食してしまうのが不思議なところです。オーストリアに来たならば、ぜひシュニッツェルを食べて帰ってくださいね。
<DATA>Figulmüller(フィグルミュラー)
住所:Wollzeile 5, A-1010 Wien
電話:+43-(0)1-512-6177
営業時間:毎日11:00~22:30(ラストオーダーは21:30まで)
駆け足で回るウィーン1日観光ですが、その内容は歴史名所観光に、グルメに、音楽にと実に濃厚。一度来たらすっかり病みつきになり、二度三度と訪れるリピーターが多くいるのも納得。ぜひ何度も訪れて下さい!
※上記データは記事公開時点のものです。