資格の内容とその業務

社会福祉士は、社会福祉士及び介護福祉士法に定められた国家資格で、日本におけるソーシャルワーカーとしての国家資格です。なお、社会福祉士は英語でCertified Social Workerと表記されますが、Certifiedとは公に認められたという意味になります。

その業務は、身体や精神の障がいがあることや環境上の理由によって日常生活を営むのに支障がある人の福祉に関する相談に応じ、助言などを行なうことや福祉サービスや保健医療サービスとの連絡や調整及びその他の必要な援助を行うこととされています。

なお、社会福祉士の業務とされるこういった援助はソーシャルワーク(相談援助)とよばれます。また、権利擁護もその業務とされ、成年後見の業務を行っている社会福祉士も多くいます。社会福祉士は、ソーシャルワークの専門職と言えましょう。

社会福祉士が業務として相談援助を行なうとされる福祉の職種は多くあり、それについては後程述べたいと思います。
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相談援助は人の人生に働きかける



3つの福祉士

福祉士といわれる資格は社会福祉士の他に2つあります。

1つは社会福祉士と同じ法律で定められている介護福祉士です。そして、もう1つは精神保健福祉士法で定められている精神保健福祉士です。

社会福祉士との業務の違いは、介護福祉士は、介護が必要な高齢者や障がい者の介護(ケアワーク)を行うことをその業務としていて、ソーシャルワークの中でも、ケアワークをその業務としています。介護福祉士は英語でCertified Care Workerと表記されます。精神保健福祉士は、精神科ソーシャルワーカー(Psychiatric Social Worker : PSW)ともよばれる精神に障がいのある人を対象としたソーシャルワーカーです。かねてから、精神科医療チームの一員として位置づけられている職種ですが、現在は精神科医療以外の精神保健、福祉の現場で業務を行っています。

社会福祉士は、幅広く身体や精神の障がいがあることや環境上の理由によって日常生活を営むのに支障がある人を対象としていることから、ジェネリックなソーシャルワーカーということができるかもしれません。