ソファ・ソファベッド/ソファ・ソファベッドの選び方

ソファ選びの秘訣 プランニングのプロに聞く(2ページ目)

リビングのソファ選びは、住宅の暮らしやすさを決定する大切なポイント。「I型」や「L型」のソファにセンターテーブルというプランが定番ですが、海外ではもっと自由な発想でソファをプランニングしています。イタリア・Minotti(ミノッティ)社のソファを扱い、500例以上のソファをプランニングしてきたMinotti Japanの金子直人さんに、ソファ選びの秘訣を聞きました。

塩野 哲也

執筆者:塩野 哲也

空間デザインガイド

空間を豊かに演出するチェアやテーブル

プランA

Minottiのプラン例「N邸」



「CORTINA」

後ろ姿の美しい「CORTINA」チェア

N邸のリビングでは入口に2脚のパーソナルチェアを配置し、ソファとチェアを組み合わせることで、広いリビング空間に豊かさをもたらしています。この「CORTINA」チェアは、金属メッシュの後ろ姿の美しい椅子で、オットマン(足置き)と組み合わせれば足を伸ばしてゆったり寛げます。2脚の間にはスツールとテーブル兼ねた「CESAR」を置き、飲み物などを取りやすくしています。

メインのソファには足を伸ばして座れる160×160センチのタイプを組み合わせ、その向かいにTVを置くことで、ゆったりとした時間を過ごせます。その脇にはシンプルなコーヒーテーブル(Florence)を配置しています。

「CESAR」

スツールと小テーブルを兼ねる「CESAR」

斬新なのは、デッキに面した窓ガラスを背にしてソファを置いている点です。ソファは壁面にくっつけるものと思いがちですが「窓を背にすることで、プランのバリエーションも広がります。窓や壁との間を60センチ以上とれば、通路としても利用できます。ソファの前を動線にするよりも、後ろを行き来できた方がスムーズです(金子)」。

このプランを写真で見ると下のようなイメージになります。ガラスを背にしたソファはドラマティックに見えますね。お客様にも驚きを与えそうです。
N邸

N邸プランの参考写真


次に12畳ほどのコンパクトなリビングの例を見てみましょう。

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