シャープ独自の「Feel UX」が進化
SHL21がスタンダードモデルだといっても、性能面はかなりのものです。先にも触れた通り、ディスプレイには4.7インチのS-CGSilicon液晶を採用することで、Webサイトや写真、動画などを見やすく、美しく表示することができます。さらにデュアルコアCPUに1GBのRAMを搭載するなど、少し前のハイエンドモデルに匹敵するスペックを誇る上、高速通信のLTEにも対応。本格ゲームなど高度な処理が必要なアプリを使うのでなければ、不自由を感じることは少ないスペックと言えます。
またSHL21は、前機種となるISW16SHと同様、シャープ独自のインターフェース「Feel UX」を搭載しています。それゆえ標準のホーム画面も、他のAndroidスマートフォンと異なる「3ラインホーム」に設定されています。
これは、アプリ、ウィジェット、ショートカットがそれぞれ別々の画面に分かれているホーム画面で、左右のフリックでそれを切り替えながら操作するもの。他のAndroidスマートフォンから機種変更した場合は戸惑うかもしれませんが、仕組みを理解してしまえば、操作は難しくありません。3ラインホームだけでなく、Androidの一般的なインターフェースに近い「SHホーム」も用意されているので、好みに応じて切り替えて利用することも可能です。
ちなみに、SHL21に搭載されたFeel UXでは、新たに画面下部の“ナビバー”にあるショートカットを変更できたり、3ラインホームの壁紙を変更できたりするなど、カスタマイズ性が向上しています。細かなカスタマイズを加えることで、より使い勝手を高めることができる点は評価できるでしょう。
次は、auスマートパスとの連携機能について解説します。