銀座三越の販売員さんを対象とした「有田やきものアカデミー」なる勉強会に参加してきました。有田焼を使ったテーブルコーディネート術で、ワンランク上のおもてなしを目指しましょう!
このとき、食空間コーディネーターの佐藤富士子先生から、ホームパーティーでも応用の利く「有田焼を使ったお正月のテーブルコーディネート術」を教わったのですが、これがとても親しみやすく、簡単なのに効果的! おもてなし感が高まるテクニックでした。ワンランク上のおもてなしが可能になるテーブルコーディネートの作り方、ご紹介してしまいましょう。
テーブルクロス、最初の1枚はベージュがおすすめ
おもてなしの食卓に欠かせないのはテーブルクロス。初めてクロスを買う場合、何色を選ぶべきか迷いますよね。そんなときは「どんなコーディネートにも合いやすい」ことを基準に考えると良いそうです。佐藤先生のオススメは「万能カラーのベージュ」。これに折敷を加えれば、ぐっとお正月らしくなります。目指すテイストで重箱のデザインをチョイス
次に食器。「和洋折衷のおもてなしなら、お重はモダンな雰囲気のものを選ぶとスタイリッシュに決まります」と先生。お重=漆塗り、のイメージが強いですが、最近は磁器のお重も人気で、インテリアショップでも時々見かけます。漆塗りの折敷に漆のお重を合わせるとテーブルが沈んだ感じになることもありますから、有田焼のお重で印象を軽くするのは良いアイデアですね。プレート重ねのセッティング
正月らしく、おめでたさを演出する折敷(おしき・食器、杯などを載せる盆のこと)に、金色を使った有田焼のふた付き椀と、鶴などの小皿をあしらって。お重のデザインによってもテーブルの印象は違ってくるので、集まる人の年齢によって、クラシックにするか今風にするかを判断すると良いとのこと
上の写真の状態は、お雑煮とおせちを楽しむ場合のコーディネート。実際にはここから各種のごちそうが改めて出されることが多いと思います。次に先生に教えていただいたのは、お皿を重ねたセッティングでした(上の写真の状態から折敷ごといったん下げてプレートを配置する流れ)。
実をいうと、ガイド・くろだは、以前から疑問に思っていたのです。雑誌などでお皿を重ねたコーディネートを見るにつけ、レストランで給仕してもらうならともかく、アレって家でやる意味あるのかな、と。でも、実はお皿を重ねるのには、大皿料理で簡単にカッコよくおもてなしできる秘密が隠されていたのです!
お招きが成功する簡単おもてなしのコツは、次のページでご紹介します。