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片想いの相手にプレゼントする、技術と心得

大切な人に贈りものをする。これは、目に見えない気持ちを形として表わす、愛情表現。しかし、せっかく自分の想いを贈りものに込めたとしても、その贈りもので失敗するケースも少なくない。プレゼント選びに失敗しないために検証しておくべきことって?

片瀬 萩乃

執筆者:片瀬 萩乃

恋愛ガイド

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プレゼント選びに失敗しないための心得

大切な人に贈りものをする。これは、目に見えない気持ちを“形”として表わす、愛情表現。値段うんぬんは別にしても、大切な日に大切な人に贈りものをするというのは、とても素晴らしいことではないだろうか。

しかし、せっかく自分の想いを贈りものに込めたとしても、その贈りもので失敗するケースも少なくない。プレゼント選びに失敗しないために知っておきたいことって?

1.想いが「重い」? 世界にひとつだけの手作り 

プレゼントで大切なことは、あなたの想いがいかに伝わるかである。例えば、古来よりプレゼントの代名詞である、手編みのマフラー。

私も昔、付き合っていた相手にプレゼントし、喜ばれたこともある。とはいえ、本当に誰もがマフラーや料理などの手作りものを喜ぶだろうか?

答えはNO。「欲しくないし、申し訳なく受け取った場合は捨てるのが怖い」と言う男がほとんど。たまたま、相思相愛で、彼女の想いを素直に大切にしてくれる彼だったからこそ、気持ちよく伝わった奇跡の一例である。

プレゼントでやりがちな初歩的なミス。それは、贈り手側の想いだけが先行し、もらう側も喜んでもらうと勘違いしてしまうことだ。世界にひとつだけのモノなんて重過ぎる。ましてやプロでもない人間がつくった手作りなんてクオリティに保証無し、ということは心得ておくべきである。

2.勘想い=値段じゃない! お金で気持ちは買えません

男が好きな女にやりがちなのが、想いと値段をイコールで考えてしまうこと。実は、女でもこの考えの人は少なくない。

私の友人に、なかなかのイケメンがいる。見た目もおしゃれなイケメン美容師な上、トーク上手なのでいつもモテモテ。そんな彼に誕生日にプレゼントを持ってきた女性がいた。箱を見た瞬間、開いた口がふさがらなかったそう。なんと彼が何気ない会話の中で欲しいと言った「オメガの時計」を持ってきたと言うのだ。彼はもちろん、丁重にお断りして、プレゼントも返したと言う。その理由は、「もらう義理も何もない!」と。

突き詰めれば人間関係はすべからく何らかのGive&Takeで成り立っている。しかし、気持ちのない相手から高額商品をもらって喜ぶのは、恋愛感情を商売道具にしているような人間だけ。

このふたつの勘違いを知った上で、ズレていないプレゼントを考えると下記の3つがポイントではないだろうか。


正解は、「消えもの・既製品・ちょっと背伸び」

まず、自分が一方的に想いを寄せているだけの場合は、とにかく目の前から直ぐ無くなるもの。それも、彼が特定のそのアイテムを愛していない限り、いつもより1、2ランク上のものが一番喜ばれる。例えば、コンビニで板チョコを買っている男性に、ゴディバのチョコを贈る。お風呂好きな男性に、ちょっと高級な入浴剤を贈るといったことだ。

好きな人には、いつまでも残るものや、ほしがっていた高級品を贈りたい気持ちは分からなくもない。しかし、それは二人が恋人関係になってからでも、決して遅くはない。

冒頭で、プレゼントとは「目に見えない気持ちを形として表わす、愛情表現」と描いたが、これは自分の気持ちを伝えることより、相手を喜ばせたいという気持ちの方が重要だったりするということだ。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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