幸せになるには?
結婚しても幸せになれる人は、独身の今も幸せな人
エーリッヒ・フロムの「生きるということ」(紀伊国屋書店刊)では、
幸せには、
・「持つもの(所有するもの)」……収入など物質的なもの
・「あるもの(自分の内側からあるもの)」……愛、喜びなど
の2つあり、「持つもの」があっても「あるもの」がなければ、幸せになれないと言っています。
例えば仕事でも、いくら収入(持つもの)がよくても、やりがい(あるもの)がなければ、幸せを感じられない、ということです。
結婚、出産というのは、「持つもの」の方に当てはまります。
でも、現在、結婚、出産したいと切望している人は、「あるもの」はすでに内側にあるのでしょうか?
「あるもの」=人を愛せること、喜びを感じられる感受性はあるのでしょうか?
もし「あるもの」を持っていれば、おそらく、結婚、出産していなくても、今もそれなりには幸せなはずです。
つまり、今、幸せではない人は、結婚や出産をする以前に、「あるもの」を持っていないし、それは、“幸せになれる準備”ができてないとも言えるでしょう。
だからこそ、「あるもの」を増やして、“幸せになれる準備”をすることが大切なのです。