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新世界で人気の串かつ。通天閣そばで多くの串かつ店が軒を連ねる


大阪で人気が高い観光スポット、通天閣。そのおひざ元“新世界”は2012年に100周年を迎えました。1年を通じてさまざまな記念イベントが行われ、また「串かつ」の本場として国内外からたくさんの観光客が訪れています。そして、定番の串かつメニューから発展した “変わり種”串かつ、さらに「ガールズ串かつ店」なども新たに登場するなど、新世界は今も進化しつつあります。今回は大阪・新世界、そして人気の「串かつ」最新事情を紹介します。


大阪・新世界 100年の今昔物語


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大阪・新世界は、2012年7月に100周年を迎えて盛り上がる


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通天閣の展望台に鎮座する幸運の神様「ビリケン」(画像は2代目)

新世界は、1903年(明治36年)に開催された「第5回内国勧業博覧会」の跡地に1912年(明治45年)7月、遊園地ルナパークと初代通天閣がオープン。初代通天閣は、フランス・パリの凱旋門の上にエッフェル塔を載せた様子を模した鉄塔で高さ75メートルあり、当時は日本一の高さを誇ったそうです。しかし、1943年(昭和18年)に足元にあった映画館の出火に遭い、戦時中の金属類回収令もあって翌年に解体されました。その後、1956年(昭和31年)に現在の2代目通天閣が再建されました。

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「新世界100年まつり」とコラボレーションした『キン肉マン』のバナー

2012年7月3日、新世界は100周年を迎えました。その前、5月23日に、通天閣の展望台に鎮座する幸運の神様「ビリケンさん」が3代目に新調されて黄金色にリニューアル。また、100周年を記念してマンガ『キン肉マン』とタイアップ。作者のゆでたまごさんが大阪出身で、新世界100周年実行委員会が7月28、29日に開催したイベント「新世界100年まつり」公式キャラクターとしてオファーしたのを機に現在、新世界にはキン肉マンが描かれたバナーやキン肉マングッズ専門店などがあります。

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9月4日の「串の日」イベントで、串かつが無料で振る舞われた


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全国からご当地キャラ100体が集まった「第5回百年縁日」

一方、9月4日の「串の日」には、串カツ100本が振る舞われるイベントも実施。串の日は、新世界100周年実行委員会が2010年9月4日、新世界の串カツをPRするキャラクター「くしたん」の誕生を記念して制定した日にあたります。当日、用意した100本の串かつは20分あまりでなくなる好評ぶりで、くしたんのほか、東大阪・石切参道商店街の「いしきりん」、熊本県の「くまもん」、奈良・葛城市の「蓮花ちゃん」らご当地キャラも登場しました。

さらに、9月9日にご当地キャラ100体が全国から集まる「第5回百年縁日」も開催。滋賀・彦根市の「ひこにゃん」、愛媛・今治市の「バリィさん」ら人気キャラも駆けつけました。新世界に100体もの着ぐるみたち、そしてファンらが新世界に集結して大いに盛り上がりました。

さらに、昭和初期以来の「人力車」が復活して運行されたり、「ビリケン神社」が登場したりと、100周年を迎えた新世界には新たな注目スポットが続々と登場しています。


新世界で「串かつ」を満喫する

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新世界の串かつをアピールするキャラクター「くしたん」。2012年10月に“衣替え”してリニューアルも

新世界を訪れると、たくさんの串かつ店が軒を連ね、休日には長い行列ができている店もあります。せっかく新世界まで来たなら、できる限りたくさんの串かつを食べたいはず。

串かつを提供する主な店舗が加盟する「新世界串かつ振興会」では、毎週金曜日を「串かつフライデー 94祭り」とし、同振興会がおすすめする串かつ(牛)、豚バラ、ホルモン、にんにく、イカ、ししとう、チーズなど20種類の串かつをすべて1本94円で提供しています。仕事帰りに、大阪での観光の途中に、金曜日に新世界に立ち寄るととてもお得に串かつを食べることができます。

また、同振興会では現在、20種類の串かつが食べ放題になる「串かつ食べ放題パス」を販売中です(注:2012年11月30日まで、11月23~25日除く)

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串かつが3時間食べ放題になるパスが発売中(2012年11月30日まで)


このパスでは、20種類の串かつが食べ放題になり、同振興会の加盟店(16店舗)なら串かつ店の“はしご”もOK。制限時間は3時間。大人2,500円、こども1,000円。ビールやチューハイなどの飲み放題を別途1,000円で付けられます。一方、串かつ食べ放題、とまではいかなくても、串かつ10本とどて焼き2本、ワンドリンク付きの「串かつ食べ歩きパス」も同時期に販売中。価格1,500円。

いずれのチケットも、当日限り有効。「日本一の串かつ 横綱 通天閣店」前で11~18時に販売。


サソリやコオロギ・・・変わり種の串かつが話題に


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サソリやコオロギなどの“変わり種”串かつも続々と登場している


一方、串かつの具、というと、牛や豚バラ、イカなどの定番がパッと思い浮かぶはず。でも最近、ちょっと変わった串かつも登場して話題になっています。

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サソリのほか、コオロギ、ワニ、カエル、カンガルーなどの変わった串かつメニューが並ぶ「串かつじゃんじゃん 新世界本店」

新世界の串かつ店『串かつ じゃんじゃん 新世界本店』では、「コオロギ」、「サソリ」、「ダチョウ」などのメニューが並んでいます。2012年6月から同店で登場したメニューで、同店によると、昨年10月に「ワニ」、「カエル」、「ヒツジ」といった変わり種の串かつを提供し始めたところ、予想以上に注文する人が多かったため、新たにコオロギやサソリなども追加したとのことです。

まず「コオロギやサソリって、食べられるの?」と思うかもしれないが、すべて食用で、専門の卸業者から仕入れているそう。試しに食べてみたところ、サソリは見た目のインパクトがなかなか強烈だが、身そのものはパリパリとした歯ごたえ。また、コオロギはまるで“えびせんべい”のような、カエルはニワトリの肉と似たような味がしました。

価格は、サソリが1本500円、コオロギが1本300円など。通常の串かつに食べ足らなくなったら、変わった串かつに興味があるなら、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。


女性スタッフのみ!「ガールズ串かつ」も登場


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天王寺動物園の新世界ゲート近くにある「串かつ ニュー小町」


新世界の串かつ店というと、男性スタッフが串かつを提供する“コテコテ”なイメージがあるかもしれません。しかし2012年7月、新世界のジャンジャン横丁に『串かつ 小町』がオープンし、その翌月、2号店となる『串かつ ニュー小町』も近くに登場しました。

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スタッフは女性のみ、メニューなどが書かれたPOPもギャル調でかわいい。立ち呑みスタイルながら女性1人でも入りやすい雰囲気

串かつ ニュー小町は、スタッフが全員20代女性で、立ち飲みスタイル。メニューは、串かつが串かつ(牛)、ホルモン、イカ、エビ、うずら卵などがあり、牛串や豚足などの一品料理、さらに、ダイコンやコンニャクなどのおでんも提供しています。ドリンクは、生ビール、チューハイ、ハイボールなど。もちろん“二度漬け禁止”ルールもあり。

お店のスタッフによると、「新世界の常連さんたち、観光客、カップルのお客さんもたくさん来ます。立ち呑みスタイルで串かつを楽しみたいけど、敷居が高い、お店に入りづらいという女性のお客さんにも気軽に立ち寄ってもらえるお店を目指しています」とのこと。女性の1人旅でも安心で、本場の串かつがしっかり味わえる、新世界らしさも楽しめるお店としておすすめです。

100周年を迎えた大阪・新世界。昭和のよき雰囲気が漂うこの界隈で、シンボルの通天閣を眺めながら味わう串かつは格別なものがあります。ぜひ新世界に足を運び、本場のおいしい串かつを思う存分、味わってみてください。

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新世界串かつ振興会 
※ 加盟店の住所や営業時間等は各店舗にお問い合わせください

通天閣 
住所:大阪市浪速区恵美須東1丁目18-6
TEL:06-6641-9555
営業時間:9:00~21:00
定休日:なし
アクセス:JR新今宮駅から徒歩10分、地下鉄恵美須町駅から徒歩3分、地下鉄動物園前駅から徒歩10分

新世界ネット 
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