女性に多いのですが、何でも一度文章に起こすと不思議と頭にすっと入ってくることがあります。落語も同じように噺家がしゃべっているのを聞きながら文章に起こし、理解すると良いのではないでしょうか。
■落語初心者が覚えやすい演目
覚えやすいというよりは私の一番好きな噺が「時そば」です。何度聞いても吹き出してしまう滑稽話です。
■覚えるときのコツ
まず、落語の噺を覚えるには自分の一番好きな噺を選ぶようにしましょう。再短時間で覚えるためには自分の興味が持てる題目を選ぶのが一番の近道です。
次に噺家がしゃべっている落語の演目を、その通りに文章に起こしていきます。実際に文章に起こすと昔の言い回しや知らない言葉が出てきますので、人に尋ねたり調べたりしながら、当時のイメージをどんどん自分の中で膨らませていきます。文章を書き起こす際に、噺家のちょっとした間や独特なしゃべり方やイントネーションなどがあったらメモをしておくと役立つと思います。
書き起こしができたら、それを見ながらひたすらに練習するのみ。ときには書き起こした文章を見ながら、噺家のしゃべる題目を聞くのも勉強になると思います。上達度合いは人によってまちまちだと思いますが、何度も繰り返し練習することでお手本となる噺家の題目も自分らしく語れたりするようになってくるのです。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。