芸術家や音楽家を魅了し続ける街、リンツ
リンツの歴史は古代ローマ帝国に遡り、中世にはドナウ河畔の交易都市として栄え、現在はオーストリア最大の工業都市。芸術文化振興に力を入れており、2009年にはリトアニアのヴィリニュスと共に欧州文化首都に選定され、多彩なイベントが開催されました。リンツは古くから芸術家や音楽家を惹きつけ、ケプラーはリンツ時代にケプラーの第三法則を発表し、モーツァルトはリンツ滞在中たった4日で交響曲第36番を作曲。市内にはブルックナーがオルガン奏者を務めたリンツ最大のバロック教会アルター・ドーム、ケプラーが講義していたオーストリアで最も美しいと評されるルネサンス様式のラントハウスなど、見所が盛り沢山です。またペストリンクベルク登山電車はヨーロッパ最大の急勾配を駆け昇っていきます。山頂からはボヘミアの森やアルプスが一望の下に。
行き方
ウィーン西駅から特急でリンツ駅まで約1時間30分。1時間に2便。料金は片道2等34.30ユーロ~、1等60.10ユーロ~。
オーストリア政府観光局から許諾をいただいた写真を投稿しています。
撮影者:Roebl(1枚目)、Pigneter(2枚目、3枚目)
※データは記事公開時点のものです。