ユニークな車内の諸設備
面白いのはカラオケステージだ。観光バスさながらだが、立って歌える特設ステージがあるのと、映像モニターで唄っている本人を大写しにして車内で観賞できるのが、スペースに余裕のある鉄道車両ならでは。この映像モニターは、チャンネルを切り替えれば、沿線観光案内ビデオの放映や運転台からの前面展望をリアルタイムで映し出すこともでき、人気となりそうだ。サービスカウンターでは、弁当、飲み物、グッズなどの記念品を販売する。東京スカイツリー弁当(1000円)は、タワー型の容器に入ったエビフライをのせたチキンライス。記念グッズとしては、スカイツリートレインのキーホルダーやICカード用ケースなどがある。乗車記念スタンプコーナーもあるが、そのテーブルは、日光杉並木でおなじみの樹齢400年の杉の御神木を使った由緒正しきもので、その旨の説明も記されている。
トイレは多目的で車椅子対応の大きなものが2両に一箇所ある。内部には、おむつ交換台や靴を脱いで着替えができるように、チェンジングボードも設置されている。また、手洗いだけしたい場合に備えて、トイレの外に洗面台もある。
なお、車内照明は、最近の省エネや電力危機に対応して、東武鉄道の車両では初めてとなるLEDを採用している。