スカイツリートレインの特色
東京スカイツリー人気に沸く東武鉄道は、沿線の観光をさらにパワーアップするため、新たに展望観光列車「スカイツリートレイン」をデビューさせることにした。沿線の栃木、群馬の各地からスカイツリー訪問への利便性向上を図るとともに、浅草、とうきょうスカイツリー、北千住の各駅から日光、鬼怒川温泉方面へ新たな車両での旅の魅力をアピールして観光活性化を図るもくろみである。
車両は、全くの新造ではない。浅草から、鬼怒川温泉、野岩鉄道方面へ直通している快速や区間快速用に用いられている6050系電車を改造したものだ。角ばった外観や両開きドアに6050系の名残は見受けられるものの、大きな窓、座席、諸設備は一新され、車体の塗装もカラフルで楽しいものになった。車両の形式は、634型。スカイツリーの高さ634mにちなんだもので、634(むさし)型と呼ぶ。