今期は業績はスローダウンする見込みだが、それを加味しても現在の株価水準は割安
現在の中国の大手銀行株の株価水準は割安か……?
ただ、それでも銀行株は歴史的割安水準にあるので、若干の成長鈍化と資産の劣化というリスクを残しても、魅力あると思います。また、2012年10月には、いよいよ中国で政権交代が実施される予定で、その後に新政権による金融緩和策や景気刺激策が発表されることも期待されるところです。具体的には2013年3月に行われる両会(中国全土に関する政策が決定される全国人民代表大会と、経済界など各界の代表者などによって行われる中国人民政治協商会議を合わせた総称)までに決まってくると思われます。
中国の大手銀行の2012年予想PERと予想配当利回りは下記の通りです。株価が割安な今のうちに投資しておきたいところです。
<香港上場の中国大手銀行の2012年予想PERと予想配当利回り>
工商銀行(証券コード:01398) 予想PER6.27倍 予想配当利回り5.48%
農業銀行(証券コード:01288) 予想PER5.90倍 予想配当利回り5.76%
建設銀行(証券コード:00939) 予想PER6.28倍 予想配当利回り5.35%
中国銀行(証券コード:03988) 予想PER5.41倍 予想配当利回り6.29%
(予想PER、配当利回りは2012年予想、2012/10/12時点の株価から計算)
※記載されている情報は、正確かつ信頼しうると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性または完全性を保証したものではありません。予告無く変更される場合があります。また、海外での資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願い申し上げます。