金価格はあと数年で今から最低2倍以上に騰がると予想
またダウ価格を単純に金価格で割っただけのダウ・ゴールドレシオは超長期のトレンドを測るのに重要ですが、現在再びレシオは下に下がってきている(=金価格がダウより優勢)のが見えだしています。現在レシオは7.68倍で再び8を下回ってきました。過去半世紀のレシオの推移を見ると、8倍というラインは非常に重要なラインであり、この線が上に行くとき、また下に崩れるときのポイントとなっています。
長らくこの8の線で戸惑うように揉みあう状態が続いたあと、2011年夏の金価格高騰劇の時に下抜けると、一気に弾みがつきました。そしてこの1年間に及ぶ調整で再びレシオは上がってきました(=ダウ優勢)が、8を完全に上抜けることなくその前後で揉みあうと、再び8を切ってきた様子です。
このレシオは最終的に2以下になるまで金の長期上昇が続くのが歴史的傾向です。つまり、その時ダウが1万ドルであれば金は5000ドル以上、もしダウが6000ドルならば金は3000ドル以上、というような関係です。ダウが6000ドル以下に暴落することはなかなか考えにくいので、そうすると金価格は紆余曲折を経て(すんなりとは行きませんが)あと数年で今から最低2倍以上騰がると思います。