デンマークの画家に教えてもらったアートの選び方
ギャラリーヴィグロワが「リビングに合うアート」を紹介しているからということもありますが、Rikkeさんの絵画はまさにリビング向き。近くで見たとき、遠くで見たとき、角度を変えて見たときでそれぞれ印象が変わるので飽きないし、絵そのものはメインの色づかいの他にさまざまな色が使われているので、インテリアとの調和もしやすいのです。キャンバスの立ち上がり部分にも絵が描かれていて、見る角度によって印象が異なりますし、それぞれの絵のつながりが感じられるのが、インテリアのモチーフをつなげるテクニックに似ていてとてもユニーク。インテリアとのコーディネートがしやすいアートで、とても親しみやすい。価格は6万円程度~
また、空白部分が多いのが彼女の絵の特長で、これは壁と絵を一体化させる効果を狙っているとのこと。Rikkeさんの絵はキャンバスのまま飾るので、絵のまわりに額縁がありません。だから、より壁に馴染みやすい。壁そのものが無理なくアートになる感じです。アートを飾るのは難しい、と思っている人は、Rikkeさんの絵のように、部屋に馴染むポイントを押さえたアートを選ぶとよいでしょう。
左はRikkeさんのご自宅ですが、このように壁に直接アートを描いてほしいという依頼もあるそうです。自然をイメージさせるRikkeさんの絵が心を落ち着かせ、リラックスさせる効果があるのだとして、いくつもの病院の壁に絵を描かれているのだとか(写真提供:ギャラリーヴィグロワ、Rikke Darling)
日本人は壁を飾ることがあまり上手じゃないけれど、北欧は家の中をセンス良くまとめているイメージがありますよね。たとえばRikkeさんのご自宅はどうなっているんでしょうか? そんな話になった時、彼女の自宅は、インテリア雑誌が取材にくるほどの素敵なお宅だということがわかりました。そんなわけで、デンマークの画家のご自宅インテリア、次のページでご紹介しましょう。