生命保険には配当金がつくもの、無配当のものがあります。バブル以前の好景気、高金利の時代は配当金がたくさんついたようですが、現在の運用環境や経済状況はかなり厳しいため、配当金は期待できませんが、理解しておいて損はありません。

生命保険の配当金とは

生命保険の配当金とは、いわば生命保険という事業を行っていくうえで発生した剰余金でこれを保険の契約者に還元しているわけです。といっても何のことかさっぱり分からないと思いますので順に説明していきましょう。

生命保険は過去の死亡率や今後考えられる予定死亡率、生命保険の事業を運営していくための費用など(社員の給料など会社を運営していくための費用)様々な要素をもとに、保険金額に対していくらの保険料を契約者から集めればよいかが決めます。そして、その保険料を集めるにあたり、現在の経済状況から予測される一定の利率を見込みその利率分を割り引いて契約者から集める保険料を決めていきます。この一定の利率が予定利率と呼ばれているものです。
(同じ保険金額の生命保険に加入しようとした場合、予定利率が高ければ安い保険料で加入できるわけです。現在は非常に予定利率が低くなっているため、数年前よりもかなり高額になっていることになります。実際はその他の事業費や死亡率の関係で保険料が安くなっている場合もあります。生命保険はなかなか単純にはいかないのです)

したがって、予定された死亡率が実際の死亡率よりも少なく実際に支払った保険金が少なかったり、効率よく経営できたために事業費が予定より少なく済んでしまったり、また経済情勢が上向き、予定していた利率よりも高い利回りで運用ができた場合、当然のごとく剰余金が生まれます。これを契約者に対して分配したものが配当金となります。

配当の有無は、商品名に「5年ごと利差配当金付~」「無配当」といった形で商品名にもわかるようになっています。パンフレットなどに大きく書いてある名前ではなく、そのそばに小さく書いてある正式名称を見ると必ず書いてあります。チェックしてみて下さい。お手元の約款の保険種類にも記載があるはずです。

毎年、保険会社から送られてくる契約内容を知らせてくれる書類には配当金が書いてありますが、ここ数年は殆ど配当は無いに等しい状況ではないでしょうか。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。