世界のさまざまな地域、民族の楽器と、そこから生まれる音楽を発信
小学生の頃の自由研究で、フィンランドの民族音楽について調べたときに伺いました。誰もが知っているリコーダーやバイオリン、ピアノなどはもちろん、インドではおなじみのシタールや、弦を叩いて音を出すダルシマーなどのマイナーな民族楽器などもあります。また、ピアノの原型である「クラヴィコード」など、楽器のたどってきた歴史も知ることが出来、正直「クラヴィコードなら自分で作れるんじゃないかしらん」とも思えたほどです。
ほとんどの展示物は見るだけか、前に置かれている再生装置で音を聞くくらいですが、体験コーナーもあります。フィンランドの民族楽器と同じ種類の「チター」があり、実際に触ってみましたが、これは小学生には難しすぎました。右親指でギターのような太い弦でベース部分を奏で、残りの指でメロディをつまびき、左手は弦を押さえて音を止める役割。練習がいります……。
そもそも、浜松はヤマハが生まれ国産オルガンが初めて作られた場所。そして現在でもヤマハ・カワイ・ローランドの3大楽器メーカーがあり、ピアノの全国シェア100%(!)。だからこその浜松市楽器博物館なのです。
お土産屋さんにも楽器にちなんだものから、関係ないものまでいろいろあります。小学生のころは自由研究のためにCD(写真参照)を買い、中学生のころに行った際にはアンティークな地球儀を買ってしまいました。
本格的な楽器の博物館は浜松くらいにしかありませんので、音楽好きの方にはおすすめスポットです。
■浜松市楽器博物館
住所:静岡県浜松市中区中央3-9-1
電話:053-451-1128
常設展入館料:大人400円、高校生200円
開館時間:9:30~17:00
休館日:毎月第2・4水曜日(祝日の場合は翌日、8月は無休)、施設点検日、年末年始、その他臨時休館
アクセス:浜松駅から徒歩7分
URL:http://www.gakkihaku.jp/
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