廻船業で栄えた宿根木の町をそぞろ歩く
2日目は、本線の佐和田バス停で小木線に乗り換えて約1時間、島の最南端、宿根木へ向かいました。宿根木は金山最盛期に廻船業で栄えた町。今でも当時とほとんど変わらぬ街並みが保存されています。
細い路地の両脇に古い木造家屋が立ち並ぶ、宿根木の町
舟形がユニークな家屋もあります
外壁に船板や船釘を使った木造の建物が密集し、現在も地元の人々が実際に生活しています。細い路地をそぞろ歩くと、ノスタルジックな気分に浸れました。
赤で統一された「茶房やました」の店内
そんな街並みの途中、小さな茶房を見つけ、休憩することに。「茶房やました」の店内は、中央にたらいを利用したテーブルが置かれ、壁には漁師のハッピが掲げられた独特の雰囲気。
小腹を満たすのにちょうどいい、ぜんざい500円
不思議と落ち着く空間で、ぜんざい500円をいただきました。器には、薪でふっくらと炊き上げた小豆と白玉がたっぷり。しっかりとした甘みが疲れた体に染み渡りました。
■
茶房やました
住所:佐渡市宿根木442
交通:路線バス宿根木線宿根木バス停から徒歩3分
実物大に復元された白山丸
小木地区には旧宿根木小学校校舎を利用した民俗博物館があり、約3万点の民俗資料をテーマ別に展示しています。その隣にある千石船展示館では、かつて宿根木地区で造船され約150年前に使われていた千石船が実物大に復元され、公開されています。船内や甲板に上ってスケールを感じられるとともに木造技術の高さに驚かされます。
■
千石船展示館
住所:佐渡市宿根木270-2
交通:路線バス宿根木線宿根木バス停から徒歩5分