ファンが復活させた横濱(よこはま)ハーバー
独特な食感と、上品なあん、そしてほのかに香るミルキー風味なマロン……。神奈川は横浜のおみやげですが、わたしは「首都圏」のおみやげといえば、いつもこの「横濱(よこはま)ハーバー」を買い求めます。
じつはこのお菓子には知る人ぞ知る逸話があります。
この「ハーバー」自体は、以前からあると思われている方も多いと思うのですが、じつは、最初に販売していた会社は多角化経営がうまくいかず倒産してしまい、一度この世の中から姿を消したお菓子なんです。
しかし、「どうしてもハーバーを復活させて食べたい」という方々がいて、平成12年10月に会社を立ち上げ、「ありあけのハーバー復活実行委員会」が作られ、昔の職人さんを探し出し、そして現在の「株式会社ありあけ」が復活しています。
今はいろいろな味のハーバーや、そのほかにもさまざまなお菓子のブランドがラインナップされましたが、復活当初は本当にこの「マロン味のハーバー」だけを、ほんの数店舗で販売されていました。
羽田空港にもブースができましたし、物産展などにも顔を出すようになりました。
ちなみに、サントリーの「トリス」のイメージキャラクターを描かれた柳原良平さんが、パッケージのデザインをなさっています。
今はオンラインショップも開設されていますので、是非、お取り寄せでもお楽しみ頂きたい逸品です。「復活」したお菓子ということで、縁起物のお土産として話題と一緒に先方にお届けするというのもオススメです。
■横濱ハーバー
価格:1個157円、8個1260円など
販売元:株式会社ありあけ
代表的な販売場所:横浜赤レンガ倉庫 1号館 Yokohama's shop店、東海キヨスク 新横浜駅店、海老名SA