夫の両親とうまくいっていないと、円滑な結婚生活を送ることが難しいだけでなく、離婚にも支障をきたす場合があります
夫の両親とうまくいっていない妻の場合、結婚生活はもちろん、離婚するときにも差し支えがあることを知っていますか?
「夫の両親とうまくいかない」のは離婚にも不利!?
たとえば、こんなケースもあります。相談者のJさんは、夫が定職に就かないことや、子どもがいるにもかかわらず父親としての自覚にかけることなどから離婚をしたいと思っていました。ところがJさんの夫の両親は「子どもがかわいそうだから」という理由で、息子夫婦の離婚には反対でした。
「それでもなんとかなるだろう」と離婚を進めたい気持ちでJさんは、自活していくために自分の仕事先を見つけてきました。さらに、子どもと新しい生活をはじめるためのアパートも探したのでした。
この時点では、離婚に向けての準備は着々と整っていたかのように思えたのです。
しかし、いざ離婚しようとすると、さまざまな問題が出てきました。たとえば、Jさんは自分の両親は他界していたり兄妹がいなかったりしたため、別居しようにも新しく借りる住まいの保証人になってくれる人がいませんでした。つまり、自分だけではアパートが借りられないのです。頼りにしていた夫の両親は、相変わらず離婚には反対だったので協力は得られそうにありませんでした。
さらに、就職先は決めたものの、子どもを預かってくれる人もいません。託児所に預けるだけの経済的な余裕はないため、どうしても身内に子どもを預かってくれる人が必要だったのです。ここでも、Jさんは夫の両親を頼るわけにはいきませんでした。
このように、夫の両親をはじめ家族とうまくいっていない場合、離婚をするにもその後の生活をしていくための協力を得にくくなることもあります。
では、もしも実際に夫の家族とうまくいっていない場合、どうしたらいいのでしょう?
>>次のページでは、夫の両親を味方につけることができたケースをご紹介します