株主優待/もらえる物別・株主優待

老後の生活を彩る株主優待

株主優待でもらえるものといえば、クオカード、お米、ジュースや化粧品など自社商品、グループ企業で利用できる飲食割引券や乗車割引券、などなど。株式購入の選択に大きく影響する株主優待の中で、リタイア後に「あるといいな!」と思えるものをお教えします。

大沼 恵美子

執筆者:大沼 恵美子

貯蓄ガイド

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年を重ねるごとに「家族」「健康」「生活費」への関心が大きくなるものです。今回は、15万~30万円の投資で老後を豊かに彩りバックアップする株主優待を探しました。なお、株主優待を受けるには、株主権利付最終日(イオンの場合は、株主権利確定日を含む4営業日前)までに株主になる必要がありますので、ご注意を。

 「家族」の記録をプロの手で

今はビデオやデジカメ、携帯電話などで家族の記録を簡単に残せる時代です。ところが東日本大震災後に潮目が変わったのか、家族の成長と絆を「見える化」する家族写真が静かなブームになっています。年中行事が「一族揃っての会食と記念写真」なんて、楽しそう。

「スタジオアリス」の株主優待は、スバリ「株主写真撮影券」。写真の大きさは四つ切(フレーム付 1万1千円相当)で、毎年6月末日の100株以上の株主に対して所定の枚数の撮影券が9月に送付されます。もちろん株主以外の人も利用できます。

平成24年の株主優待の内容は次の通りです。
  • 100株以上500株未満    1枚
  • 500株以上1000株未満   2枚
  • 1000株以上1万株未満   3枚
  • 1万株以上          10枚 
売買単位は100株。2012年6月28日の終値が1350円ですので、最低購入金額は約14万円です。

 気になる「健康」をサポート

DHA、EPA、ゴマセサミン、青汁などなど、高齢者をターゲットにした健康食品(サプリ)が花盛りです。「総合メディカル」の株主優待のキーワードは「健康」。毎年3月末日の100株以上の株主に対し通常優待が、継続保有期間によっては特別優待が追加されます。また、日本赤十字社への寄付を選択することもできます。

2012年の株主優待の内容は次の通りです(日本赤十字社への寄付は除く)。
  • 保有期間1年未満の株主:通常優待(6千円相当の自社PB製品や衛生用品の詰め合わせ4種の中から1つ選択)
  • 継続保有期間1年以上3年未満の株主:通常優待に加え5千円相当の健康機器(活動量計、低周波治療器、電動歯ブラシなど)や自社PB製品から1つ選択
  • 継続保有期間3年以上の株主:通常優待に加え1万円相当の健康機器(吸入器、ナノイー加湿発生機、体重体組成計など)や自社PB製品から1つ選択

売買単位は100株。2012年6月28日の終値は2887円ですので、最低購入金額は約29万円です。

「生活費」節約の力強い味方

消費税引き上げ案に対し「困る! 年金生活者だから生活が苦しくなる」の声も多いです。若者なら、1円でも安いものを探してネットサーフィンやスーパーのはしごも可能ですが、高齢になるとなかなか難しいものです。ならば、消費額に応じてキャッシュバックを受けましょう。

「イオン」は、毎年2月末日と8月末日の100株以上の株主に対し、オーナーズカード(本人用1枚、家族用1枚)を発行し、半年毎の買物総額に対しキャッシュバックを行う優待制度を設けています。

優待手順は次ぎの通りです。
  • イオンやマックスバリュー、サティ、イオンスーパーセンターなど優待が受けられる店舗で代金を支払う(現金やWAON、イオン商品券、マイカル商品券、イオンギフトカード、イオンクレジットサービス(株)が発行するクレジットカードでのクレジット払いなど)際にオーナーズカードを提示する。
  • 半年毎の買物合計額(上限100万円)について持株数に応じた返金率でキャッシュバック額が算出され、4月と10月に「株主ご優待返金引換証」が送付される。
  •  「株主ご優待返金引換証」とカードを持参し、返金取扱店舗でキャッシュバックを受ける(有効期限に注意!)。
  • 一部の店舗が行う「お客様感謝デー(毎月20日・30日)」でも、カード提示すれば5%割引を受けることができる(ダブル特典!)

キャッシュバック率は次ぎの通りです。
  • 100株以上   3%
  • 500株以上   4%
  • 1000株以上  5%
  • 3000株以上  7%

売買単位は100株。2012年6月28日の終値が985円ですので最低購入金額は約10万円です。なお、利用できる店舗や支払い方法などのルールについては、ホームページで確認してください。

株主優待はあくまでも株式投資のお楽しみの部分です。株式投資は、株価が半値以下になっても、配当や株主優待がなくなっても、生活に影響しない資金で自己責任で行うものです。株式を購入する際には、その会社の将来性や安定性、世界の経済状況などをチェックし、さらに同業他社とも比較検討することが最低限必要です。株主優待に魅了されて資金をつぎ込むなんてナシですよ!

*ご紹介した株主優待を推奨するものではありません。株式の選択は、ご自身の判断で行ってください。
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