株主優待

利回り10%超も!株主優待ランキングを発表

日本株は大きく下落しており、株主優待を考えるとかなりお得な銘柄が増えてきています。中には上手くすると配当利回り10%超えの銘柄も。8~9月に配当落ちとなる銘柄のランキングを見てみましょう。

戸松 信博

執筆者:戸松 信博

外国株・中国株ガイド

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利回り10%超も! 株式優待ランキングを発表

大変なときだからこそ、少しでも有利な金融商品で運用しよう!

大変なときだからこそ、少しでも有利な金融商品で運用しよう!

不況が続く中で消費税の引き上げが決まり、今後、我々の生活はますます苦しくなりそうです。そう考えるとやはり、少しでも利回りの高い金融商品で資産を運用したいもの。そのような中で株主優待に目を向ける方も多いのではないかと思います。実際のところ、日本経済が停滞している影響で日本株は大きく下落しており、株主優待を考えるとかなりお得な銘柄が増えてきていることも事実です。

もっとも、どの銘柄の株主優待が一番良いかは人によって異なります。たとえば、住宅メーカーで建築した場合に5%を割り引く優待がついていたとします。3000万円の家を建てれば150万円の優待ですが、家を建てない人には無用の長物です。ハウスメーカーはちょっと極端な例かもしれませんが、宿泊券や施設利用権なども近くにその施設がなければ、あまり意味がありません。

そこで今回は9月の決算期にあたり、8~9月に権利が確定する銘柄の中から、配当に加え、株主優待をオークションで売却したと仮定した際に得られる予想金額(※)を含めた総合利回りで、これはと思えるトップ3を、あくまでも主観的な評価でランキングしてみたいと思います。

※売却金額は状況によって変わりますのでご注意下さい。予想配当+予想優待売却利回りはあくまでも参考としてご覧下さい。

3位:ルネサンス(東証1部 2378) 
予想配当+予想優待売却利回り:9.5%

3位はルネサンスです。同社はフィットネスクラブやスイミングスクールなどのスポーツクラブスを運営している、業界3位の企業です。

【6/26株価】 463円
【今期予想現金配当】 10円
【権利確定月】3月 9月
【優待内容】 優待券(1枚につき(1)~(3)のいずれか1つを利用可)
100株以上2枚 以下100株ごとに2枚追加、500株以上は10枚
(1)ルネサンス施設無料利用
(2)1000円以上の商品20%割引(1回の買い物につき1枚利用可)
(3)入会金無料(1枚につき何名でも入会可)


オークションでの状況を見ていると、優待券は2枚で1700円前後で売却できる可能性があります。仮に100株を購入すると株式の購入金額は46300円です。年間予想現金配当が1000円、優待売却金額が1700円×2回とすると9.5%程度になります。ネックとしては仮に売却できなかった場合に、同社の施設を利用しているユーザーだったら良いのですが、利用しない方の場合、つぶしが効かないことにあります。

一方、業績・株価は上向き基調で、株価の上昇という意味でも期待できそうです。
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