利回り10%超も! 株式優待ランキングを発表
大変なときだからこそ、少しでも有利な金融商品で運用しよう!
もっとも、どの銘柄の株主優待が一番良いかは人によって異なります。たとえば、住宅メーカーで建築した場合に5%を割り引く優待がついていたとします。3000万円の家を建てれば150万円の優待ですが、家を建てない人には無用の長物です。ハウスメーカーはちょっと極端な例かもしれませんが、宿泊券や施設利用権なども近くにその施設がなければ、あまり意味がありません。
そこで今回は9月の決算期にあたり、8~9月に権利が確定する銘柄の中から、配当に加え、株主優待をオークションで売却したと仮定した際に得られる予想金額(※)を含めた総合利回りで、これはと思えるトップ3を、あくまでも主観的な評価でランキングしてみたいと思います。
※売却金額は状況によって変わりますのでご注意下さい。予想配当+予想優待売却利回りはあくまでも参考としてご覧下さい。
3位:ルネサンス(東証1部 2378)
予想配当+予想優待売却利回り:9.5%
3位はルネサンスです。同社はフィットネスクラブやスイミングスクールなどのスポーツクラブスを運営している、業界3位の企業です。【6/26株価】 463円
【今期予想現金配当】 10円
【権利確定月】3月 9月
【優待内容】 優待券(1枚につき(1)~(3)のいずれか1つを利用可)
100株以上2枚 以下100株ごとに2枚追加、500株以上は10枚
(1)ルネサンス施設無料利用
(2)1000円以上の商品20%割引(1回の買い物につき1枚利用可)
(3)入会金無料(1枚につき何名でも入会可)
オークションでの状況を見ていると、優待券は2枚で1700円前後で売却できる可能性があります。仮に100株を購入すると株式の購入金額は46300円です。年間予想現金配当が1000円、優待売却金額が1700円×2回とすると9.5%程度になります。ネックとしては仮に売却できなかった場合に、同社の施設を利用しているユーザーだったら良いのですが、利用しない方の場合、つぶしが効かないことにあります。
一方、業績・株価は上向き基調で、株価の上昇という意味でも期待できそうです。