個性派デザインの輸入家具
日本の家具作りのレベルは世界的に見てもかなりハイレベルなのですが、実は、苦手としていることがひとつあるのだそうです。新品であっても、木材に手を加えて古びた風合いを出し、味わいのある雰囲気に仕上げることをエイジング処理というのですが、この技術は日本人にはあまり向かないようで、使い込まれた感のある家具を一から作り出すのはヨーロッパのほうが一枚上手とのこと。上段:エイジング処理をした木材を部分使いしたチェスト。この、ざらっとしたアンティーク風な仕上げを上品にまとめるワザは、ヨーロッパの家具メーカーのほうが上手なんですって。下段:かなり使い込んだ感のあるテーブル
デザイン スタジオ ウッドでは、そんな独特の雰囲気をまとった木材を使ったアンティーク風の家具をヨーロッパから直接輸入しています。本物のアンティークは値段も張るし、メンテナンスの面でもちょっと心配がありますよね。でも、エイジング処理の家具なら価格もある程度抑えられ、モノとしては新品なので安心。個性あるインテリアを作りたい場合も、エイジング処理した家具をひとつ投入すればOK! というお手軽さ。
無骨なデザインのダイニングテーブル。脚をつなぐパーツなどは、かなりゴツそうに思えるのですが、テーブルとしては意外にスッキリ見えるのがポイント。床に接する椅子の脚がないためです。掃除もしやすそう。お掃除ロボットのルンバを使っている家に良さそうです。Dining Table with 4 stools(幅1300×奥行き900×高さ760)27万2000円
また、エイジングものではありませんが、ガイドが訪れたときは、日本ではあまりお目にかからないような、ユニークなデザインの家具もありました。それは、スツール付きのテーブル。スツールの脚はテーブルの脚に連結されていて、引き出して使います。ディテールは男性的ですが、全体的な印象は意外にあっさり。
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