恋愛/アラサー女子向け恋愛コラム

花沢さんこそ愛される?恋の勝者はサブキャラの時代

美人だから、可愛いから、料理上手だから、男子が好きそうな職業だからモテる……というのはひと昔前の話。ごく一部をのぞいて、ある程度の年齢になれば、「みんなに分かり易く自慢できる要素」は求めなくなっていくもの。そんなときに強みを発揮するのが、「サブキャラ気質」をもった女性だ。

執筆者:All About 編集部

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お姫様体質よりサブキャラ体質がモテる?

主人公の男子がタジタジになっているあのサブキャラ女たちが恋を制するって本当?

主人公の男子がタジタジになっているあのサブキャラ女たちが恋を制するって本当?

「恋愛不況時代。いわゆる主役のお姫様体質な女よりも、脇役のサブキャラ(体質な)女こそが恋を制するのではないか?」という仮説に基づく取材を受ける機会があった。

サブキャラとは……『ドラえもん』でいえば、しずかちゃんよりジャイ子。『サザエさん』でいえば、かおりちゃんより花沢さん。彼女らのほうが、今、恋愛戦線においては有利なのではないか? という仮説である。

小説もマンガも大好きな私としては、“恋と人物のキャラクター”については、考えるほどに興味がわくし、納得できる。

なぜサブキャラはモテると言えるのか、混戦状態の恋に強いのか、改めて分析した。たしかに現実社会では、一見、華やかではないけれど、いつも素敵な恋愛をしている女性には共通している部分があるかもしれない。


恋愛は「総合力」が大切

サブキャラ

一見、華やかではないけれど、いつも素敵な恋愛をしている女性に共通していることは?

美人だから、可愛いから、料理上手だから、男子が好きそうな職業だから、モテるというのはひと昔前の話。

男も女もある程度の年齢と経験を重ねると、表面的なだけではない恋愛を求めるようになると、異性を見る目も変わる。ごく一部の男性をのぞいて、しずかちゃんやかおりちゃんのように、クラスでいちばん可愛いといった、みんなに分かりやすく自慢できる要素は、求めなくなっていく。

それよりも、性格や相性とか価値観重視になっていく。ここまでは普通のことなのですが、ここからがポイント! 

恋以上にパートナーを求めている男性にとっては、“その女性の魅力”というのは、本人のもの(体や顔や性格や仕事など)だけではなく、周囲の環境や人間関係もふくめたものになっていく。

若さ、可愛さだけが女の魅力じゃない。この「サブキャライズム」こそが、年齢を重ねた女性の本気モテに効く。

サブキャラ

言葉ではない、相手の気持ちを察する力が高いことが重要

たとえば、私の周囲で本気モテしている30~40代は年相応以上の美しさはキープしているけど、決して美魔女的な女性ではない。それよりも、彼の仕事に有益な人間関係をもっていたり、これから広がりそうなビジネスに詳しかったりする。それは、仕事関係じゃなくてもいい。

ある女性の場合は、素敵な家族と仲が良いところが男性にとって魅力的に映るみたいだし、また別な女性は、良心地のいい行きつけのレストランがあって、そこに一緒に行くと何だか彼女の魅力に引き込まれてしまうのだという。

もちろん、その一点だけでモテているのではない。要は本人と環境も含めた総合力でモテている女こそが、本気モテする時代だということ。それはサブキャライズムにも通じるのだ。


サブキャラ女は、打たれ強い

言葉だけではなく、相手の気持ちを察する洞察力が高いことも重要!

言葉だけではなく、相手の気持ちを察する洞察力が高いことも重要!

『サザエさん』の花沢さんは、見た目は普通だけど、母ちゃんキャラで面倒見がいいのが魅力。それだけじゃない。リーダーシップがあるゆえに、周囲の女子(男子にも)に頼られていて、信頼関係が出来ている。しかも、実家は、地元に根付いた不動産屋さんだから、経済的にも安心。

『ドラえもん』のジャイ子は、ジャイアンそっくりだけど、マンガを描く才能はあって、好きなものに関しては一途でピュア。だから、将来大成する可能性を秘めているし、話していても面白い女子だろうと推測。原作を読んでみると、ジャイ子はけっこうカッコいい男子といい感じになっていたりする。

また、モテない、もしくは主役の姫や王子を引き立たせるストーリーの構成上、自分から動くのがサブキャラの特徴だ。しかも、ちょっとくらいのダメ出しや失恋ではへこたれない。

どれほど冷たくされようとも、何度フラれようとも、果敢に立ち上がり。再び、ターゲットに近づいていく。そこに鈍感力はあっても、重さはない。あくまでも明るく、でも図々しく。

物語の中では恋は叶わないことも多いが、そんな積極性や打たれ強さを持つサブキャラは、現代の現実の恋愛市場にいる奥手な男子には大いに効くはず。

現実では、単なる受け身のお姫様キャラでは、“気がつけば1人”の可能性が高い。失敗や失恋にへこたれず、今こそサブキャラ気質で恋愛に挑んでみるのもいいのではないだろうか?
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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