手回り品をスマートに持ち歩く大人の鞄が欲しい
ブリーフケースは基本的にA4ファイルが入る事が前提なので、薄くする事はできても、小さくする事はできません。かといって、ボディバッグではiPadなどを入れる事ができません。それでも、薄マチのブリーフケースやショルダーバッグが売れている現状を見ても分かる通り、大人が持てる、やや小振りのバッグというのは、待望されつつも、なかなかモノが少ないジャンルなのです。A4書類が入らない=カジュアルというイメージがあるのかもしれませんが、小振りのバッグはどういうわけか、安っぽいか、派手過ぎるか、子供っぽいかのどれか、のいずれか。時々、iPad専用バッグのようなものがあって、サイズ的に良い感じなのですが、iPadだけしか入らなかったり、素材がラバーやビニールだったりして、大人としては持ち歩きにくい印象です。
そんな中、トライオンの「A114」は、当たり前に使えるミニブリーフケースとして注目です。サイズ的には、B5ファイルがすっぽり入る大きさで、マチもほぼ無い薄マチタイプ。上ファスナーのシンプルな鞄です。素材は世界的なグローブメーカー、トライオンならではの、野球のグローブに使われる牛革を使用し、丈夫で軽くて柔らかいため、ラフに使えて長持ちします。
iPadを中心にコンパクトにビジネスツールを収納
この「A114」は、iPadのために誂えたのかというくらい、iPadにぴったりのサイズですが、実は、発売はiPad登場よりもかなり前。iPadが偉いのか、鞄のサイズ感がそういうものなのか、市場には、iPadにぴったり、という鞄がたくさんありますが、その中でも、iPadとのマッチングと、出し入れした時の佇まいにおいては、似合い方でも「A114」は上位に入るのではないでしょうか。衝撃吸収性に優れて丈夫なグラブレザーという素材がまた、iPadを守ってくれそうな感じですね。例えば、iPadを中心に、毎日持ち歩くグッズを入れてみると、iPad、Note Me(A5サイズノートカバー)、NUboard新書判(新書サイズのリングノート型ホワイトボード)、文庫本、ペンケース、ポケットwifi、名刺入れがキレイに収納できて、まだ全然余裕があります。これだけ入れば、会議や打ち合わせには十分。ICレコーダーを入れれば取材にも行けますし、手帳、充電用バッテリーなども入りますから、カフェで一仕事も可能。サイズの割に収納力はしっかりしています。ガイド納富は、打ち合わせだけとか、ちょっと散歩、といった時は、この鞄ひとつ提げて出かけるようになりました。
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