短編イラスト入りシリーズがおすすめ!
村上春樹さんといえば『ノルウェーの森』が有名ですが、それより前の時代の方が、本来の村上ワールドらしさ、村上さん個人の面白さが出ています。村上春樹ワールドに登場するキャラを知るには、最初の3冊あたりを読むのがおすすめですが、私は短編のイラスト入りのシリーズが大好きです。
村上春樹さんは、イラストレーターの安西水丸さんと組んでお仕事をされていたことが多く、二人で作った本がたくさんあります。文章とイラストがとってもマッチしていて、読んでいて楽しいです。
おすすめは、『ランゲルハンス島の午後』、『村上朝日堂』です。
「ランゲルハンス島」というのは、人間のすい臓にある細胞。ネーミングが面白い。
『村上朝日堂』は、村上さんが毎回面白そうな工場などを訪問してレポートを書いている本。カツラの作り方、人体標本の作り方など、普段は知ることができない職場がたくさん出ていて、これも面白いです。