ヤマダホームズよりよく理解するためのポイント
- ヤマダ電機にモデルハウスオープン
- 街なかオープンハウス
- 工場見学
モデルハウスにも表れるヤマダ電機との提携効果
ヤマダホームズは、ヤマダ電機のグループ企業です。このことは単に経営面だけの変化にとどまらず、様々な部分でヤマダ電機との提携効果が期待されそう。というのも最近、ヤマダ電機の店舗がある敷地内にモデルハウスの建設を推進しているからです。エス・バイ・エルのパネルと一般的なツーバイフォーパネルとの引っ張り強度実験の様子。独自の接着技術を用いるエス・バイ・エルのパネルが強度において勝っていることがわかる(筑波工場。クリックすると拡大します)
これは、他のハウスメーカーにはないヤマダホームズならではのユニークな特色となるはずです。さらにはスマートハウスによる街づくり事業でもヤマダ電機との提携効果が表れてきそうですから、実際の物件でその様子を確認できる機会が出てくるかもしれません。
さらに現状では「街なかオープンハウス」という取り組みも積極化しています。これは一定期間モデルハウスとして活用した後、分譲住宅として販売する建物のこと。他のハウスメーカーも積極的に採用しているモデルハウスの新たなスタイルです。
分譲住宅として販売することを想定していますから、ヤマダホームズの標準的な仕様や設備が導入されており、建物もリアルサイズなので私たちになじみやすいのが特徴です。もっともデザインや間取りの設計などはそれぞれ特徴付けが行われています。
性能や技術を詳しく体感できる工場見学会
ですから、見学すればこれからの住まいづくりのヒントが得られることは間違いありません。注文住宅で住宅を取得したいと思われる方には、ぜひ参考にしていただきたいのがこのようなモデルハウスなのです。ところで、ヤマダホームズは木質系のプレハブメーカーであり、その生産工場を見学することも同社のことをよく理解する上で役に立ちます。現在同社はつくば工場(茨城県つくば市)と山口工場(山口市)の二ヵ所を有しています。
このうちつくば工場には、構造がよくわかるモデル棟が用意されています。ヤマダホームズの商品の特徴は、「壁体内換気システム」という独自の工法を採用していること。これは構造躯体の耐久性を長期間維持するのに大きな効果を発揮するものです。
工場見学会では、品質管理の行き届いた生産ラインの様子だけでなく、このような基本的な性能に関する確認もできます。また、構造体に用いられるパネルの強度実験や防火性能の高さなど、住宅展示場のモデルハウスでは決して確認できないポイントも体感できます。
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