『長命寺桜もち』
浅草駅から隅田川沿いをぶらぶら散歩して20分。スカイツリーも見える桜橋のたもとに、なんと約300年の歴史を持つ桜スイーツが現存、現在も人気を博しています。『長命寺桜もち』(バラ1個200円)。8代将軍・吉宗の時代に、山本新六という人物が隅田川の土手の桜の葉を集め、塩漬けにして作る桜もちを考案。長命寺の門前で売り始めたところ、花見に訪れる江戸の人たちの間で大人気になりました。決してアクセスの良い場所ではないのに、店は今でもお客さんで大賑わいです。
一番の特徴は、1つの桜もちに葉が3枚も使われていること。香りを楽しみながら葉をはがすと、薄い皮に包まれたこし餡が現われます。葉から移った塩の風味と餡の甘さが絶妙な味わい。300年間続く人気に、深く納得してしまいました。
お土産には箱詰(6個入り1350円~)や籠詰(10個入り2500円~)がありますが、添加物が一切入っておらず時間が経つにつれてどうしても硬くなってしまうので、当日中にいただくのがポイントです。
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■長命寺桜もち
住所:東京都墨田区向島5-1-14
TEL:03-3622-3266
営業時間:8:30~18:00
定休日:月(変更あり)
アクセス:東武伊勢崎線『曳舟』駅より徒歩12分
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