いくらまで上昇するか計算してみよう
NY原油の2002年以降のチャートを見てみましょう。チャートを見ると、長期的にNY原油の価格が上昇傾向にあることがわかりますね。2002~2003年頃に1バレル50ドルを下回っていたNY原油は、世界景気の回復とともに上昇を続け、2008年に1バレル147.27ドルの高値をつけました。リーマン・ショックによってNY原油は一時1バレル50ドルを下回り、1バレル39.26ドルまで急落しました。高値と安値に囲みをつけました。
いくらまで上昇するのか?
長期的に上昇と言っても、いくらまで上昇する可能性があるのでしょうか?価格を予測する際には、3つの数字を参考にします。詳細は「みずほ株はいくらまで上昇?株価を予測する3つの数字」を参考にして下さい。
ここでは計算を簡単にするために、高値を147、安値を40、高値から安値まで動いた価格は107とします。
・40+(107×3分の1)=75ドル台
・40+(107×2分の1)=93ドル台
・40+(107×3分の2)=111ドル台
投資格言に「半値戻しは全値戻しにつながる」という格言がありますが、2分の1が達成されれば全部戻る可能性があるという意味です。
計算してみると、現在の状況はすでに半値戻しを達成していることがわかります。ですから、今後の展開としては最高値である1バレル147ドルあたりまで上昇する可能性があるということです。
ちなみに、原油価格が今後も上昇し、かつ円安がさらに進行する場合には、高騰が続いている国内のガソリン価格もさらに上昇する可能性があるのかもしれませんね。
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