株式戦略マル秘レポート/横山利香の「儲かる株価チャートの法則」

ガソリン価格高騰! 原油価格はいくらまで上がるのか(2ページ目)

ここ数カ月、ガソリン価格の急騰が続いています。ガソリン価格の背景には、まずNY原油の上昇が挙げられる他、ドル円相場における円安進行も原因として考えられるでしょう。ガソリン価格の上昇は消費者の懐に直接影響を及ぼしますので、ガソリン価格の動きが気になる人も多いかもしれません。そこで、原油価格がどのように動き、いくらまで上昇する可能性があるのかを考えてみました。

横山 利香

執筆者:横山 利香

投資をはじめてみようガイド

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いくらまで上昇するか計算してみよう

NY原油の2002年以降のチャートを見てみましょう。チャートを見ると、長期的にNY原油の価格が上昇傾向にあることがわかりますね。
チャート

WTI原油先物価格チャート。フジフューチャーズより。拡大画像あり

2002~2003年頃に1バレル50ドルを下回っていたNY原油は、世界景気の回復とともに上昇を続け、2008年に1バレル147.27ドルの高値をつけました。リーマン・ショックによってNY原油は一時1バレル50ドルを下回り、1バレル39.26ドルまで急落しました。高値と安値に囲みをつけました。 

いくらまで上昇するのか?

長期的に上昇と言っても、いくらまで上昇する可能性があるのでしょうか?

価格を予測する際には、3つの数字を参考にします。詳細は「みずほ株はいくらまで上昇?株価を予測する3つの数字」を参考にして下さい。

ここでは計算を簡単にするために、高値を147、安値を40、高値から安値まで動いた価格は107とします。

・40+(107×3分の1)=75ドル台
・40+(107×2分の1)=93ドル台
・40+(107×3分の2)=111ドル台

投資格言に「半値戻しは全値戻しにつながる」という格言がありますが、2分の1が達成されれば全部戻る可能性があるという意味です。

計算してみると、現在の状況はすでに半値戻しを達成していることがわかります。ですから、今後の展開としては最高値である1バレル147ドルあたりまで上昇する可能性があるということです。

ちなみに、原油価格が今後も上昇し、かつ円安がさらに進行する場合には、高騰が続いている国内のガソリン価格もさらに上昇する可能性があるのかもしれませんね。


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