知識ゼロでも安心! 懇切丁寧レクチャー付き見学会
首都圏外郭放水路の見学会は火曜日から金曜日まで、1日3回行われています(実施されない日、回もあり)。1回の見学会は約1時間30分程度。インターネットか電話での事前予約が必要です。1回につき定員は25名ですが1人でも参加可能。現に私が参加した回でも1人で参加という方が沢山いらっしゃいました。小学校に入学していない年齢の子どもは参加不可ですが、小学生、中学生は大人の同伴があれば見学することができます(大人1名につき子ども5名まで)。見学会参加者は、首都圏外郭放水路の役割などを展示・紹介している施設『龍Q館』の2階受付に集合。まずはその場で放水路の機能や仕組みを学びます。ガイドをつとめるスタッフの方が生解説してくれるのですが、模型や地図・ビデオなどを使い、さまざまな角度からわかりやすくレクチャーしてくれるので、知識ゼロ、放水路についてちんぷんかんぷんだった私でも最後にはちょっとした放水路博士(?!)になれました。
レクチャーを受けた部屋からはガラスごしに、放水路をコンピューターで操作している本物の『操作室』の見学もできます。この部屋はテレビドラマなどの撮影に使われることも多く、ウルトラマンシリーズの司令室になったこともあるそうです。
約30分の屋内でのレクチャーが終わると続いて建物の屋上へ。龍Q館の目の前を流れる江戸川や、首都圏外郭放水路の構造を、上から目視確認します。
放水路の多くの施設は地下にあるので、どんな大きさなのか、どれぐらい広いのか、その全貌はまだまだ把握できませんが、目の前に広がるサッカー場の一角に、コンクリートの小さな建物がぽつんとあるのがなにやら不自然……。「あれが地下への入り口ですよ」とガイドの方。そう、この入り口こそ私たちを地下の巨大施設へと連れて行ってくれる扉なのです。その向こうには……!
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