Mさんが購入を希望している土地はどんな性格?
・土地の権利・・・所要権
・都市計画・・・・・市街化区域
・地目・・・・・・・・・宅地
・用途地域・・・・・第一種低層住居専用地域
・地勢・・・・・・・・・高台
・建ぺい率・・・・・60%
・容積率・・・・・・・150%
・接道状況・・・・・公道、北東5.42m
・現況・・・・・・・・・更地
・設備・・・・・・・・・東京ガス、公営水道、公共下水道
施主の迷いや不安
公道から約2.0mの高さがあり、周囲は隣家に囲まれて果たして光が入るのか・・・でも駅から徒歩5分はとても気に入っている。
【不安】
・敷地延長の長さが19.0mもあり、実際に使える敷地面積は減ってしまう
・将来、年をとって外の階段の上り下りは苦にならないだろうか
・光や風がどのように取れるのかまったくイメージできない
【気に入ってるところ】
・駅から近く、商店街もそろっている。その割には静かで落ち着きがある
・建ぺい率60%、容積率150%と高いのが魅力
・広告を出して1年以上、最近価格を下げた。今が買い時かな?
敷地延長19.0m
大きな桜の木
更地・周辺環境を読む
知人の紹介で施主に出会い、さっそく現地を見に行きました。たしかにこの形状と周辺環境から迷うのは当たり前です。ある程度家のイメージやどのくらいの大きさの建物が出来るのかボリュームチェックを確認してから購入してはいかがですか?とアドバイスしました。<敷地でチェックしたのは次のポイント>
1. 敷地内外の樹木は?
2. 隣家の状況、良好な借景、眺望方向は?
3. 隠したい隣家や、他のところは?
4. 遮断したい隣家の窓と視線は?
5. 日照の変化と障害物は?
6. 高低差、湿気、騒音は?
7. その他(施主がもっとも気にしているところ)は?
次回、第二回では不動産広告用の間取りと敷地をチェックした項目の解説、そしてゾーニングをどのようにまとめたかを紹介いたします。