ブータンの見どころ
欧米からの旅行者と比較して、旅行日程数の少ない日本人旅行客に人気なのは、唯一の国際空港のあるパロが位置するブータン西部になっています。西部には空港があるパロ以外にも、首都のティンプーや、古都のプナカなどブータン国内の主要な都市が存在します。ティンプー
ティンプーは、標高2300mの地点にあるブータン最大の都市にして首都です。そこには、ホテルや商業施設があるとともに、タシチョゾンというブータン仏教の総本山であり、国会議事堂であり、また行政施設である城塞があります。メモリアルチョルテンと呼ばれる仏塔や国会図書館などの観光スポットも存在し、ほとんどの旅行者が訪れる町になっています。町は緩やかな斜面に広がっており、夕方ともなると仕事帰りの人々がカフェによったり、レストランによったりするなど、生活感溢れる風景をご覧頂けます。ティンプーの街並み
パロ
パロは国際空港のある町であることからも、お土産屋や旅行客向けのレストランも多くそろっています。またパロ郊外には、ブータンへ仏教が入ってきた場所といわれるタクツァン僧院もあります。この僧院は山の断崖絶壁に位置しており、麓から片道約2時間のハイキングで到達できる位置にあります。ブータンに仏教を伝えられたとされているパトマサンババは、8世紀頃に空飛ぶトラに乗ってインドからこの地にたどり着いたとされていることから、別名「虎の巣(Tiger's Nest)」とも呼ばれています。パロにあるタクツァン僧院
プナカ
プナカは1955年に首都がティンプーに遷都されるまでは首都であった、古都の町です。標高がティンプーやパロよりも低く、約1200mということからも避寒地としての一面もあります。地理的には父川と母川という二つの川が合流するところにあり、まさに合流点にプナカゾンという僧院と行政施設を兼ねた城塞が存在します。川べりに存在するプナカゾンの風景は、旅行者に取っては絶好の写真スポットになっております。プナカのゾン