システム手帳カバーは愛用のカバンのようなもの
手帳カバーも良いものですが、毎年使うとは限らない手帳の場合、あまり贅沢なカバーは躊躇しがちです。ほぼ日手帳が、いくつかの例外を除いて、革カバーでさえ毎年買い替えられる程度の価格帯に抑えているのも、「いつでも変えられる」ことの重要性が分かっているからでしょう。そういう意味では、手帳カバーはあくまでも手帳ありきの製品であり、単体では扱いにくいのです。もちろん、だからこその面白さや工夫のしがいもあるのですが。その点、思いっきり贅沢できるのがシステム手帳カバーでしょう。こちらは、何といっても中身の入れ替えが自由自在。合わないと思ったら、中身をごっそり交換することも可能です。つまり、システム手帳はカバーあっての手帳で、カバーそのものが手帳と呼べる部分だったりします。
文具王手帳が、「手帳」という名前のカバーであるように、システム手帳の場合、そのシステムを構築するためのベースとしてのバインダー部分にこそ、使い勝手が凝縮しています。さらに言えば、バインダー部分は、10年でも20年でも使い続ける事が出来るため、思いっきり贅沢できる部分だったりします。
そういう意味では、システム手帳のカバーは、感覚的にカバンに近いでのは?と思いました。仕事や遊びのための相棒を詰め込んで、どこにでも一緒に持ち歩く愛用品として、カバンとシステム手帳カバーは、使っている自分との距離感が同じですよね。長く使えば使うほど、相棒感が増すのも同じです。そういう意味では、一生使うつもりで購入する革鞄と同じくらいの予算をかけても良い製品と言えるかも知れません。
実際、凄まじく気に入っているシステム手帳カバーは、触っているだけでも、ちょっとニヤニヤしてしまいます。ガイド納富にとっては、T.MBHのシステム手帳カバー「シムシムSMT」がそうです。
前置きが長くなりましたが、次のページで「シムシムSMT」をたっぷり紹介します。